カテゴリー「『将棋駒競』考」の31件の記事

2015年12月30日 (水)

『将棋駒競』考 その28

 清水孝晏本に従って書いて来ましたが、清水本の底本は大橋家本の由。
 『将棋駒競』考 番外その2 に書いたように清水本と龍谷大本はかなり違います。
 龍谷大本と内閣文庫本を見比べましたが、図面、配列とも同じ。
 清水本は献上本ではなく、今後は内閣文庫本=龍谷大本を底本として扱うべきと思います。
2017年3月12日記
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第97番
040097
22飛成、42玉、32龍、同玉、44桂、42玉、41角成、53玉、62銀、64玉、
73銀生、75玉、64銀打、76玉、67銀、87玉、78銀、97玉、98金、同玉、
54角、87と、89金、97玉、98歩、86玉、87銀、77玉、78金、66玉、
55銀、同玉、56歩、46玉、36金、57玉、68金、66玉、67香、75玉、
76銀、86玉、42馬、53歩、87歩、96玉、41馬、85銀、同銀、同成香、
同馬、同玉、86銀、94玉、95香
まで55手詰

同玉は、23角成、同銀(同玉は24銀、同玉、25金、23玉、35桂以下)、31銀、同玉、41金、32玉、44桂、同歩、42金、同玉、43銀、31玉、41角成、22玉、23馬、同玉、32銀打以下。

54同金は99歩以下。

先に42馬も可。手順前後。

 『駒競』最長手数作。
 趣向作らしきところもありますが、やや中途半端な構成。
 42馬(31馬)とする手が打歩詰を避ける意味と53歩を打たせる意味を兼ねているのが面白くありません。


第98番
040098
33歩、同玉、22銀、32玉、33歩、22玉、31角、33玉、42角成、同玉、
62飛成、52歩合、同龍、33玉、45桂、同銀、44金、同玉、53銀生、55玉、
65金、56玉、57歩、同成桂、64銀生、54歩、55金、66玉、77金
まで29手詰

32玉は、31金、22玉、21金、32玉、33歩、同金、41角、42玉、62飛成以下の早詰あり。
同玉は、31角、33玉、42角成、22玉、33金、13玉、23金、同玉、21飛成、同龍、33金、13玉、14歩、同玉、41馬、32銀合、同馬、同龍、26桂以下変長。

33玉は、44金、同玉、53銀生、55玉、64龍、56玉、55金以下。

 52歩合と捨合するのが面白い手ですが、序盤早々潰れていました。



第99番
040099
64桂、82玉、71角、同玉、62成銀、同玉、74桂、同歩、72金、53玉、
52桂成、同玉、62金打、41玉、32香成、同玉、41角、33玉、22銀生、同玉、
23金、31玉、32金
まで23手詰

62成銀、同玉、72金、同玉、64桂、82玉、71角、92玉、84桂、同龍(同歩は74角、同歩、82金、93玉、81金、94玉、95歩、同龍、86桂、83玉、82角成まで2手早い)、82金、93玉、81金、、94玉、95歩、同龍、86桂、84玉、93角打、同香、同角成、同玉、95香、84玉、85飛まで余詰。

単に72金は、53玉、52桂成、64玉で逃れ。

 余詰はともかく、この図も失敗作でしょう。



第100番
040100
83銀、同金、61角、62玉、52成桂、同金、72金、53玉、52角引成、64玉、
63馬、75玉、76銀、86玉、77金、95玉、96歩、同玉、87銀、95玉、
86金、同歩、96銀
まで23手詰
62玉は、53角、同玉、42銀生、同玉、41角成、33玉、32金、23玉、22金、33玉、32馬、24玉、23金、14玉、16香、同龍、22金、24玉、23馬、15玉、14金まで同手数。
71玉は、61金、81玉、63角打、72香合、同銀成、同金、銅なくなり、同玉、83金以下。2枚の成桂は72桂合をさせないための合駒制限。
63玉で不詰。
 この図も良いとは思えません。


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 『駒競』は繰り返し出版されてきました。江戸時代に最も良く読まれた詰棋書かも知れません。所在のわからない『頭書』や『首書』もあります。
 さて、ここまで清水孝晏(自家用ワープロ製作)本を元に作品を追ってきましたが、これが本当に献上本の複製なのか自信がなくなってきました。龍谷大本も同様に林羅山の序、宗看の跋と印影もあるからです。元禄版系と思われる古図鑑版の図との対比から見ると、清水孝晏本が龍谷大本より古くて正しい姿ではないかとは思いますが。
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 「詰将棋近代化の父と言えるのは初代伊藤宗看(三世名人。1618―1694)である。彼の作品『象戯図式』(俗称『将棋駒競』慶安2年。1649年刊)には「手余り」作品がなくなり、今日でも通用する詰将棋のスタイルが確立した。(ただし、「玉方最長」のルールは厳密でなかったが、これは古図式全般に言えることで、これが喧しく言われるようになったのはごく最近のことである。)
 初代宗看の作品は、内容に深味があり、変化が幅広く、難解なのが特徴である。詰手数は平均22手で、三代宗桂の25手に比べてかえって短くなっているが、無意味な手順が切り詰められ、短い手順の中に妙手が濃縮され、変化手順の中にも妙手があるのが新しい特徴である。「難解性」は詰将棋評価の重要な要素であるが、この点でも大きな進歩が認められる。『駒競』の作品は従来の作品に比べて巧妙であり、難解である」
(『続詰むや詰まざるや』門脇芳雄・1978平凡社東洋文庫)
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 『駒競』に対する代表的な意見でしょう。手筋という点では、基本的なものは宗看で出来上がっているのではないかと思います。限定打や中合もあります。ただし、限定打は初代宗桂から既にあり、取る中合も取らない中合も二代宗古の『将棋経鈔』(1636)にあります。やはり違いは主眼部の密度ということになるでしょう。収束の工夫という点では未だしです。
 従来、『将棋馬法并作物』(初代宗桂)、『将棋智実』(二代宗古)、『将棋衆妙』(三代宗桂1646)は草創期の作品集と十把一絡げに片付けられてきた感がありますが、こと『将棋衆妙』に関しては『駒競』に比べて格段に劣っているとは思いません。駒当たりが少なくさらっとしている印象です。

『衆妙』第28番
030028
22銀打、32玉、21銀打、41玉、53桂、同龍、42銀成、同龍、53桂、同龍、
31銀成、同玉、53角生、21玉、41飛、12玉、24桂、同歩、13歩成、同玉、
11飛成、23玉、22金、34玉、45金、同香、35歩、43玉、41龍、54玉、
64角成
まで31手詰
 この他、飛、歩不成もつくっています。似たような構成の作品が多いのが難点で、これは、連続捨駒のいろいろなヴァリエーションを見せてくれる宗看にはかないません。
 当時の作品は総じて荒削りですが、詰将棋の
洋々たる前途を予感させてくれます。
(了)

2015年12月29日 (火)

『将棋駒競』考 その27

第93番

040093

72金、84玉、74角成、同玉、73金、同玉、74香、同玉、84金、同飛、
72龍、65玉、77桂、54玉、55歩、43玉、35桂、33玉、25桂、同角、
23と、34玉、32龍
まで23手詰

72同飛は、74角成、同玉、72飛成、72金打、65桂、85玉、96金、84玉、85飛以下。

63玉は、55桂、74玉、84金、同玉(同飛は72龍、73合、66桂、85玉、77桂以下)、82龍、83銀合、85飛、74玉、83飛成、65玉、74銀、54玉、66桂まで21手。

 74玉と吊り上げての84金が狙いでしょうか。
 大模様な割に薄味。



第94番

040094

13香、
21玉、11香成、同玉、22銀、同玉、25香、24歩合、同香、23桂合、
13銀、同玉、14銀、12玉、23香成、同飛、同銀成、同玉、34金、12玉、
13飛、同玉、14歩、22玉、13歩成、21玉、12と、31玉、32歩、41玉、
42銀成、同玉、24角、52玉、44桂、41玉、31歩成、同玉、
32桂成、同玉、
33金、41玉、42金
まで43手詰

14香は、23玉で逃れ。限定打です。

22玉は、23銀、同飛、32金、13玉、14銀、12玉、23銀成、同玉、22飛以下。
23玉は14銀以下。これが13香と短く打つ意味。
13同飛は、21銀、同玉、32銀打、22玉、31銀打、同角、同銀生、12角、同飛、34金以下。

23歩合は、13銀、同玉、14歩で、24玉とできない(桂合なら15に利いているので24玉で逃れ)。

22玉は、23銀成、同飛、14桂、13玉、23香成、同玉、22飛以下。

14飛は、21玉で逃れ。限定打。

22とでも詰む。

 13香と13飛。限定打が二回現れる好作。二段合も明快で、収束が短く引き締まっていれば文句無しでした。
 45歩、63歩はなくても良さそうです。




第95番

040095

25香、
同成桂、22飛、同玉、32銀成、同金、21飛、同玉、31金、同金、
11香成、同玉、13香、
12角合、同香成、同玉、23金、11玉、33角、22歩合、
同金、同金、同角成、同玉、23金、11玉、12歩、21玉、32馬
まで29手詰

24歩合は、43飛、33銀合、22金、同玉、32銀成、同金、21金、同玉、31飛、同金、同馬、同玉、33飛成以下。
33玉は、42馬、同玉、41飛、同玉、32銀成、33金、同玉、23飛以下。

33玉は、23金、43玉、32馬、52玉、42馬、62玉、51馬、72玉、73金、同金、22飛成、83玉、84金、同金、61馬、93玉、71馬、83玉、82馬まで27手。

 変化のためだけの駒が目立つ作品。
 なお14成桂は合駒制限で、14とだと
12桂合で詰みません。




第96番

040096

85銀、同玉、75飛、
84玉、85飛、同玉、77桂、84玉、66馬、73玉、
83金、63玉、55桂、54玉、65馬、44玉、43桂成、同馬、35金
まで19手詰

75同歩は、77桂、76玉、66馬、87玉、98金、96玉、97金、95玉、96金以下。

75合は、83金打以下。

72金、同玉、82飛、73玉、84飛成、63玉、55桂以下、余詰。

 すぐには気がつかない邪魔駒消去。
 これも内容に比して大模様です。


2015年12月27日 (日)

『将棋駒競』考 番外その3

 京都府立総合資料館にある松浦大六寄贈本の『駒競』について、詳しく書いてみます。
 これは刊本で、もちろん和綴じ(袋綴じ)。序・宗看、凡例・櫻寧館主人、序・虚白、
で2丁、図面50丁、解の部22丁で計74丁。図面の部の丁数は版心にあります。一丁目と二丁目の丁数記載はなく、図第1番と第2番の丁数は「二」から始まっています。途中で間違いに気付いたのか、59番と60番の丁数は「三十一」で、61番と62番の丁数は「又三十一」として帳尻を合わせています。

 解の部はタテ13手、ヨコ10行。丁数は匡郭外の左下にあります。最初の丁数は記載無く、二丁目が「ツ一」、三丁目が「ツ三」、第50番の終わりは匡郭の中に「前止」とあり、丁数無し(丁数としては十一になるところです)。第51番から丁を改めて「下ツ一」に始まり、第100番の終わりには「下ツ十一 終」。
 刊記はなく、表紙は松浦が付けたものと思われます。表紙が傷んでいたのか、または二巻本をバラして一巻本に仕立て直したのかもしれません。刊記がないのは、バラした際に外してしまったのではないかと疑っています。
 149mm×112mm(多少のズレあるかも)。文庫本程度の大きさです。

 松浦寄贈本で特徴的なことは、成銀を金と間違えている図が2つ(清水孝晏本の70番と99番)あることです。これは上から「成銀」の赤い一文字ハンコを押した紙を貼ってあるので目立ちます。また、不思議なのは、第1番から12番まで持駒の部分に貼り紙がしてあり、一文字ハンコを押していることです。持駒に誤りはないのに、なぜこんなことをしたのでしょうか。

1_5 2_7

(第1番の右上の書き込みは松浦本人の字。図面の左上は印刷されている初手の解を松浦が書いたもの。この初手解は全部の図にある。右の第13番から持駒部分の貼り紙はない)

 下記に清水孝晏本(1988年、奥付に「自家用ワープロ製作」の記載あり)から見た龍谷大本、松浦寄贈本、古図鑑版の異同を記しました。他にも調べがついている本はありますが省略します。空白部分は、配列順は別にして、清水孝晏本と一致している図です。

 清水孝晏本と龍谷大本の作品配列は同じ、松浦寄贈本と古図鑑版の配列も同じです。
 第22番を例に取ってみると、龍谷大本は清水孝晏本と同じ。松浦寄贈本は55歩であるべきところが56歩、古図鑑版はこれに加えて、21桂が脱落しています。
 第25番、松浦本では23番、駒配置等、龍谷大本以下は同じで、清水孝晏本だけが違います。第98番は松浦本では68番、龍谷大本は持駒歩1枚脱落、松浦、古図鑑は持駒は正しいものの、ともに81龍が81飛になっています。

清水本 龍谷大本 松浦大六寄贈本 古図鑑版
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
6 6
7 7
8 8
9 99
10 30
11 11
12 12
13 13
14 14
15 15
16 16
17 17
18 18
19 19
20 20
21 21
22 22 55歩が56歩 21桂脱、55歩が56歩
23 25
24 26
25 67歩、77歩脱、37桂が57桂 23 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
26 24
27 76銀が76金 27 持駒歩なし 持駒歩なし
28 28
29 9 95歩が96歩 95歩が96歩
30 10
31 31
32 32
33 33
34 34
35 35
36 36
37 37
38 38
39 95
40 40
41 41
42 48と脱 42 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
43 43
44 75歩脱 44 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
45 45
46 46
47 相当な違い 47
48 48
49 51龍が51飛 49 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
50 50
51 51
52 52 45歩が逆向き
53 53
54 54
55 55
56 56 44歩が44香 44歩が44香
57 57
58 58 11飛が11香 11飛が11香
59 59
60 60
61 42歩脱 61 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
62 62
63 63
64 64
65 65
66 66
67 94
68 29
69 69
70 70 53成銀が53金
71 23歩あり 71 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
72 72
73 73
74 74
75 77と脱 75 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
76 76
77 77
78 78
79 79
80 80 32金が42金
81 81 86金脱 86金脱
82 82 43桂脱
83 36歩脱 97 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
84 55歩脱 39 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
85 82香が81香 83 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
86 84
87 87
88 88
89 85
90 86
91 89
92 90
93 相当な違い 91
94 92
95 93 63金脱
96 61歩脱 100 龍谷大本に同じ 龍谷大本に同じ
97 96
98 持駒歩1枚脱 68 81龍が81飛 81龍が81飛
99 67 53成銀が53金
100 98
異図計 15 20 22

2015年12月26日 (土)

『将棋駒競』考 その26

 『象戯洗濯作物集』(1706)の『駒競』評については少し触れましたが、採り上げられているのは次の8局です。これらの図面は掲載されていません。

三十九番頭書九十五番、頭書に云く、六五飛打、五二玉、是にて備駒悉く皆用ゆ…
四十一番、二通りの詰みあり…
四十二番、二通りの詰みあり…
頭書に云く、十四番、詰二通りあり…
五十六番、頭書に云く、末に至りて手に之なき香にて詰あり…
五十八番、…是れ頭書の不調法也…
八十四番頭書三十九、詰二通りあり…
九十六番頭書百、古今に珎(珍)らしき作物なり…

 頭書と書いてあるのは『駒競』とは別の『駒競』の作品番号を指していることは明らかです。
 これは選者周詠が「常に象戯を好み、別して作物を終日終夜枕として楽しむ」福岡瀬平という人物の作品評として紹介しているものですが、「頭書○番」の但し書きが無い作品は二書の配列が一致していると考えられます。
 左の番号は献上本系の作品番号であり、頭書は元禄版系の番号に一致するようです。表で示します。

作品番号 備考
清水孝晏本 龍谷大本 頭書本 元禄7年本 古図鑑版
39 39 95 未見 95
41 41 41 41 41
42 42 42 42 42 龍谷大本以下、48と脱落
14 14 14 14 14
56 56 56 未見 56
58 58 58 58
84 84 39 39 39 龍谷大本以下、55歩脱落
96 96 100 未見 100 龍谷大本以下、61歩脱落

清水孝晏本は献上本の復刻とする1988年の「自家用ワープロ製作」本です。

 それでは「頭書」の外題(題簽)若しくは内題を持った『駒競』があるのかというと、これがあるのです。寛文10年(1670)の刊記をもつ、当時の版本の総合目録である『増補書籍目録作者付大意』 に「將棊頭書 宗看」とあります(正確には「同頭書」、「同」はその前の「將棊」を受けたもの)。二巻本です。

 『駒競』の献上が1649年、最初に出版されたのは万治元年(1658)、小杉次郎によれば、 献上本同様のようですので作品配列も同じなのでしょう。「頭書」はこれに次ぐもので、42番は余詰があるとしていますが、その手順を見ると48とが脱落しているのです。
これは古図鑑版と同じで、84番、96番にも脱落があります。

 とすると「頭書」本は元禄版と同じ作品配列で、個々の作品は龍谷大本と同じものかも知れません。そして比較されている元の本は(サンプルが少ないので断言できませんが)龍谷大本と同一内容であってもおかしくありません。56番の「末に至りて手に之なき香にて詰あり」が気になりますが、頭書本が玉方44歩配置であるのに香打で詰ませていることを示しているのではないでしょうか(龍谷大本は44歩。古図鑑版は44香。これなら手に香あり)。

 以上、元禄7年(1694)に先立って、遅くとも1670年には元禄版と同様の『駒競』が出版されていたと推定できると思いますが、「頭書」本の所在は確認されていません。
 人知れずどこかで眠っていないものでしょうか。


第89番

040089

84銀、同歩、83銀成、同玉、94銀、同角、95桂、93玉、92金
まで9手詰


94同玉は、92飛成、93合、95金まで同手数。

 92銀の捌き方ですが、歩を取らずに84銀、同歩で玉方の邪魔駒にしてから83銀成が手筋。
 変同でなければなお良かったというところです。



第90番

040090

22銀、同角、31馬、同角、32銀、22玉、31銀生、33玉、22角、23玉、
13角成、34玉、23馬、44玉、45馬、同金、33銀、34玉、54飛成、33玉、
24龍、32玉、22龍、41玉、42龍
まで25手詰

31同玉は、22角、21玉、11角成、同玉、13香以下。

33同玉は、45桂、同香、42飛成、34玉、24金まで2手早い。

 序盤は角が主役。収束は龍。これといって難しい手はありませんが、全体にまとまりのある作品です。



第91番

040091

71金、同玉、62銀打、同飛、63桂、61玉、71金、52玉、62銀成、同玉、
61飛、52玉、51桂成、同銀、63銀、42玉、51飛成、同玉、61金、42玉、
33銀、31玉、22と
まで23手詰


71同飛は、92銀、同香、93桂生、91玉、81金、同飛、同桂成、同玉、72銀打以下。

 変化は面白いのですが、作意は地味です。



第92番

040092

22成桂、同玉、12金、同歩、21金、33玉、22銀、24玉、25飛、14玉、
15飛、24玉、14飛、同香、25歩、同玉、36馬、24玉、25歩、15玉、
16金
まで21手詰


 21成桂と25飛。分かりやすい邪魔駒消去が2回。21金、22銀の活用がないまま終わるのは冴えない感じがします。

2015年12月24日 (木)

『将棋駒競』考 その25

第85番

040085

83銀、同香、84金、同玉、83桂成、同玉、61角、84玉、94角成、同玉、
95銀、83玉、84香、73玉、82角成
まで15手詰

73玉は、82角成、同玉、84香、92玉、83香成、81玉、72角成まで同手数駒余り。

 84金、94角成と手筋の冴え。
 古図鑑版も龍谷大本も初形81香と誤っています。



第86番

040086

41金、同玉、71飛、51金合、42歩、52玉、62金、同玉、73銀、52玉、
41銀、42玉、54桂、31玉、32銀成、同玉、21銀生、同玉、51飛成、31銀合、
12金、32玉、42桂成、同銀、21龍
まで25手詰


51銀合は、32銀、同玉、21銀生、同玉、51飛成、31金合、12金、32玉、21銀、同金、同龍、42玉、51銀以下。
51飛合は、42歩、同玉、31銀、同飛、同飛成、同玉、21飛、32玉、31金、42玉、22飛成以下。

42同玉は、31銀、52玉、72飛成、62香合、42金、同金、61銀、41玉、42銀成、同玉、62龍、52桂合、同銀成、同金、54桂、31玉、32金、同玉、52龍、31玉、42龍まで2手長駒余り。

 無仕掛に近い状態ですが、ワクの中でやりくりする感じ。あまり面白いとは思えません。



第87番

040087

73銀、81玉、71金、同玉、93角成、同香、83桂、61玉、53桂生、51玉、
61金
まで11手詰


83玉は、95桂、94玉、93角成、同玉、83金、94玉、84金、95玉、96金まで同手数。

82飛打、同馬、同飛、83桂、81玉、71飛、92玉、91飛成以下4手長駒余り。

 これは不出来な作品。41金、43歩は玉方42歩で済みますね。



第88番

040088

31銀、同飛、13金、同玉、24金、同歩、22銀、同玉、31馬、33玉、
42馬、44玉、46香、45銀打、54金、同玉、54飛
まで17手詰


31同玉は、33飛、32合、42金以下。

63飛、53金合、同香成、同銀、32馬、34玉、43龍、25玉、26金、同玉、46龍、36桂合、37銀、27玉、36龍、38玉、65馬、49玉、47龍以下の余詰。

44銀は、43飛以下。

43飛、34玉?、45飛成、25玉、36銀、16玉、27金、15玉、35龍、25金合、26金まで。これは古図鑑版の解ですが、この場合は45銀打でなく45銀のつもりでしょう。また最後25金合は同龍で無駄合なので、35龍までの詰み。清水孝晏本も同じ。

 
45銀打のところ45銀はグダグダの収束になります。しかも駒余り。
 せっかく序奏はうまくできているので、これが作意ならまずまずかとでっち上げたものですが、45打合が何でも良いのは致命的。

2015年12月22日 (火)

『将棋駒競』考 番外その2

 龍谷大本は元々西本願寺の「写字台文庫」に収められていたもので、同文庫には絶板になった『象戯勇士鑑』もあります。
 ここの『駒競』は、清水孝晏ワープロ版の説明では献上本系の扱いとなっているのですが、中身を見るとかなり異図があります。

作品番号 清水孝晏本 龍谷大本 備考
25 040025 25_2 左、完全。
右、余詰。
27 040027 040027_2 左、余詰。
右、余詰。
ともに持駒歩は不要。
42 040042 42_2 左、完全。
右、余詰。
44 040044 44_3 左、完全。
右、余詰。
47 040047 47_2 左、完全。
右、不詰。
49 040049_3 49_3 左、余詰。
右、不詰。
61 040061_2 040061_4 左、42歩不要駒。
71 040071 71 左、完全。
右、余詰。
75 040075 75 左、完全。
右、余詰。
83 040083 83 左、36歩不要駒。
84 040084 84 左、完全。
右、余詰。
85 040085 85 左、完全。
右、余詰。
93 040093 93 左、完全。
右、余詰。
96 040096 96_2 左、11手目から余詰。
右、初手から余詰。
98 040098 98 左、余詰。
右、不詰。

(2015.12.23記 当初13図異なるとしていましたが、15図でした)

 上記龍谷大本の15図のうち、11図は古図鑑版と同じなのです。すなわち、25、42、44、49、61、71、75、83、84、85、96番です。47番と93番は、清水本と古図鑑版は一致していますが、龍谷大本はかなり違います。27番、98番は清水本とも古図鑑版とも違います。

 龍谷大本は、清水孝晏が言うような献上本系なのでしょうか? 確かに林羅山の序、宗看の跋と印影は、清水本と同じです。大きさは、27.5㎝×20㎝くらいと思われます。これは清水孝晏が「献上本」と呼んでいる29㎝×21㎝より小さく、内閣文庫本(旧・昌平坂学問所蔵書)の26.5㎝×19.5㎝より大きいです。
 作品配列は清水本と同じだが、個々の作品の配置は古図鑑版に類似しているものが多いのです。
 古図鑑版には「種本は主に、横田幸歩編纂昭和四年一月將棋月報社発行書である」と明記してありますが、その月報社版の原本は「寫本」で誤りが多いものの、正誤表により訂正すると古図鑑版に近い姿になります。そしてその写本の底本は元禄7年版の流れだろうと思います。
 というわけで、龍谷大本は献上本系の配列でありながら、個々の駒配置、持駒はむしろ元禄版系に近いという不思議な本なのです。

2015年12月20日 (日)

『将棋駒競』考 その24

第81番

040081

63銀、同金、82金、同玉、92飛、83玉、84角成、同玉、82飛生、83銀合、
85歩、93玉、92成香、同銀、84飛成
まで15手詰


73角成、同桂、83金、63玉、62飛、同玉、73金以下の余詰。

 不成物です。83銀合以下は、今ではよく見かける手順ですね。



第82番

040082

24歩、22玉、23金、同銀、同歩成、同玉、32銀、同玉、41角生、22玉、
23歩、31玉、42馬、同玉、53飛成、同玉、54飛、62玉、52飛成、73玉、
63龍、84玉、74龍、93玉、85桂、92玉、94龍、81玉、63角成、72金、
73桂生、71玉、91龍
まで33手詰

72同馬、同玉、74龍、81玉、72金、91玉、82金、同玉、73桂成、91玉、92歩以下余詰。

 今度は角の不成ですが、やや形が広がってしまいました。



第83番

040083

74角、72玉、94角、62玉、72金、53玉、42銀生、同玉、33金、53玉、
62銀、64玉、73銀生、74玉、75歩、63玉、62金、73玉、72角成、84玉、
95金、75玉、67桂、74玉、75歩、64玉、63馬
まで27手詰

74同金、同銀は、94角、同玉、95銀、85玉、86銀引、94玉、95銀以下。

74同飛は、82金打、84玉、95銀、95銀、85玉、86銀引、94玉、95歩、84玉、75角、同飛、同銀、85玉、86飛、95玉、87桂、94玉、96飛以下21手駒余り。
74同玉は、75銀、63玉、62金打、53玉、42銀生、同玉、33金、31玉、42角以下。

 退路に捨駒一発です。
 従来の解は(玉方36歩無し)
74同玉、75銀以下21手で枕を並べて討ち死に。 
 イ
72玉なら、94角、83歩合と変化を説明していますが、62玉が正解。36歩の有無は作意に関係ありません。不要駒。



第84番

040084

15歩、同龍、23銀、同玉、12銀、
13玉、22飛成、同玉、23金、31玉、
21銀成、同玉、33桂、31玉、22角、42玉、41桂成、同玉、42金、同玉、
33角成、41玉、32金
まで23手詰


12同香は、14金、同龍、35桂、同歩、34角、33玉、43角成、23玉、34馬、同玉、43飛成まで。
12同龍は、35桂、同歩、34角、13玉、12龍、同香、15飛、22玉、12飛成、31玉、42金、同金、同龍、同玉、43と以下同手数駒余り。

 質駒をつくっておく捨駒。
12同香の手順は見事で、こちらを作意にしたいくらいです。

2015年12月18日 (金)

『将棋駒競』考 その23

第77番

040077

94角、同玉、93金、84玉、75金、95玉、94金、同玉、92飛成、93合、
72角、95玉、93龍
まで13手詰


93同馬は、74飛成、84馬、85金以下15手。
95玉も同じ。

93玉は、73飛成、83馬、84金以下同手数駒余り。

 駒余りが作意というのも変ですが、かといって
93同馬は15手駒余らずでも作意らしくありません。
 他にも駒余りの作があるので、完全廃止というわけではなさそうです。
 狙いは93金~94金の活用でしょう。
 スッキリしてはいますが、今一つ。




第78番

040078

64角、同歩、83金、同玉、81飛成、
82金合、95桂、93玉、83金、同飛、
同桂成、同金、同龍、同玉、84金、同玉、85飛、73玉、51角、63玉、
62角成、54玉、53馬
まで23手詰



82香合等は、95桂、93玉、83金、同飛、同桂成を同玉と取るしかなく、72角以下の早詰となる。

 やや大味。
 なお、77とがないと、初手から71角、83玉、63飛成、73銀合、72角、84玉、85歩、95玉、86金、同玉、66龍以下で潰れます。



第79番

040079_2

94桂、同歩、72金、同玉、64桂、
73玉、82角、同玉、72金、92玉、
93香、同玉、82銀、92玉、94香、同龍、93歩、同桂、81銀生
まで19手詰


64同歩は、61銀、63玉、62金、同玉、63香、同玉、41角、62玉、52角成以下2手早い。

 初手桂捨ての効果が11手目に現れます。
 実戦的な手順です。



第80番

040080

23金、同玉、22金、同玉、31角、33玉、32馬、同玉、22金、43玉、
42金、53玉、41金、52玉、42角成
まで15手詰


23同金は、21角、同玉、32金、12玉、22金打以下同手数駒余らずの変同。

 23金から22金と得意の連続捨駒。
 自家薬籠中の物とはこのことですね。

2015年12月16日 (水)

『将棋駒競』考 その22

第73番

 040073

95角、同玉、86銀、同歩、85金、同玉、75金、95玉、94銀成、同玉、
84金打、95玉、85金

まで13手詰

初手94銀成、同玉、95銀は83玉で逃れ。
 
95同金は、75金、83玉、84金、同玉、73銀以下9手。

 86銀から85金の滑り込みが好感触。
 変化も良く、うまくできていると思います。

 

第74番
040074

12歩、同玉、23銀、同玉、15桂、22玉、14桂、同歩、23桂成、同玉、
24歩、同銀、同角成、同玉、26龍、25飛、36桂、33玉、24銀、32玉、 
23銀成、同飛、同龍、同玉、25飛、24歩、同飛、13玉、22銀、12玉、 
13歩、同桂、同銀成、同玉、25桂、12玉、14飛、21玉、22歩、同玉、
23歩、21玉、33桂生、32玉、12飛成、33玉、22龍 
まで47手詰 

24歩は、14玉で逃れ。

 73番も本局も退路封鎖。

 15桂~14桂~23桂成が鮮やか。この手数にしては軽いのは否めませんが、合駒も分かりやすく、コンパクトな棋形なのが良いです。



  第75番

040075

52金、同金、73角成、同玉、71飛成、83玉、94銀、同玉、74龍、93玉、 
84龍、92玉、93香
まで13手詰

72歩合は、75香、83玉、72龍、94玉、74龍、93玉、94銀、82玉、83龍まで2手長駒余り。

 あっさりし過ぎて、物足りません。
 
 77とは、77香、75桂合、同香、83玉、74銀以下の余詰防止駒です。

 この77とですが、古図鑑版はともかく、『日本将棋大系』別巻一でも脱落しています。



第76番

040076

33金、同玉、45桂、22玉、23銀、同玉、24歩、22玉、33金、11玉、 
12飛成、同玉、23歩成、11玉、22金、同歩、12歩、21玉、33桂生、31玉、
41金
まで21手詰

44玉は、53銀、54玉、64金、43玉、42金まで。

 第25番、第30番に続いて3局目の金先金銀。

 33銀などとせず、23銀から24歩が絶妙。無駄のない構図もいいですね。

2015年12月13日 (日)

『将棋駒競』考 その21

 これまで何度も古図鑑版という言葉が出て来ましたが、古図鑑版とは何か。
 「詰将棋古図式鑑賞同好会」(日野秀男)により、1950年代後半に発行された
ガリ版刷りの古図式叢書です(有馬康晴の作品集は古図式とは言えませんが)。松井雪山も深く関わっています。
 戦前、岩木錦太郎、小林豊によって企画されながら頓挫してしまった「詰将棋大全集」がようやく実現したわけで、いろいろな不備はあっても、その意義はいくら強調しても、し過ぎるということはありません。

 田代達生氏によると、古図鑑版の「頒布部数は100部程度と、極めて少ないものと思われる」とのことです。

 私の見ているのは京都府立図書館にある松井雪山寄贈の古図鑑版で、吉田健氏が参照していたものと同じです。全22冊の内、12冊が合本になっています。
 合本の冒頭に田代氏のメモが貼り付けてあり、上記の頒布部数云々はこのメモからの引用です。

02
合本の表装。持出禁止(館内限定)です。

古図鑑版の『将棋駒競』です。
01_3

 古図鑑版全22冊を田代氏のメモに従って書いておきます(伊野辺看斉は伊野部看斎、橘仙貼壁の作者不知は久留島喜内が正しいと思いますが、原文のまま)。

作者・編者 書名(通称) 発行日
八代宗桂 将棋大綱 1955.2.25
三代宗看 将棋無双 55.8.1
九代宗桂 将棋舞玉 55.8.25
桑原君仲 将棋玉図 55.10.25
三代宗桂 将棋衆妙 55.12.25
三代宗与 将棋養眞図式 56.1.25
无住遷良 将棋大矢数 56.2.25
五代宗桂 将棋手鑑 56.3.25
初代宗看 将棋駒競 56.5.25
10 二代宗古 将棋智実 56.6.25
11 初代宗桂 将棋秘伝抄 56.7.25
12 伊藤看寿 将棋図巧 56.11.25
13 久留島喜内 将棋妙案 57.2.15
桑原君仲 将棋極妙
14 伊野辺看斉 将棋手段草 57.4.25
15 二代宗印 将棋勇略 57.9.25
16 宥鏡 将棋勇士鑑 57.12.25
17 添田宗太夫 将棋秘曲集 58.2.20
18 須藤三重郎 (記載無し) 58.3.5
19 二代宗印 将棋精妙 58.4.5
20 赤縣敦庵 将棋綱目 58.6.25
河村古仙 将棋貫珠
21 松本朋雅 将棋万象より30局 58.9.15
作者不知 古作物50局
作者不知 宗助図式10局
作者不知 橘仙貼壁15局
22 有馬康晴 作品集より104局 59.12

京都府立図書館の合本にあるものは右端に○。

合本には、会報も一緒に綴じられています。
第六号ノ一(1956.1.20)
第六号ノ二(1956.1.20)
第七号ノ一(1956.2.20)
第七号ノ二(1956.2.20)
第八号ノ一(1956.3.20)
第八号ノ二(1956.3.20)
第九号(1956.5.25)
第十号(1956.6.25)
第十三号(1957.2.10)
第十四号(1957.4.25)

 会報第十三号にこんな投稿がありました。
「小生は大学四年で忙しい筈なるも、百手越えの趣向局を手がけており、本業との板ばさみで困っています。図巧をこの機会に又並べてみましたが、改めて感心するばかりです。北原君と文通するようになってから、作風の大型化を心がけていますので、図巧により大いに勉強して、力の入った中長篇を少しずつ作ってゆきたいと思っています」
東京都・巨椋鴻之(ママ)

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第69番

040069

85龍、83玉、74龍、同玉、75飛、64玉、55馬、53玉、45桂、42玉、
72飛成、52香、同銀成、同銀、53桂成、31玉、22と、同金、同馬、同玉、
52龍、13玉、17香、16歩合、12龍、同玉、23金、21玉、22銀
まで29手詰

同歩は、74飛、84合、95馬以下。
85同玉は、75飛、94玉、95馬以下。

23金、15玉、12龍以下。また、
16同香、15合、12龍、24玉、16龍以下も詰む。

 初手95龍では詰まず、85龍から74龍と捨てるのがすべて。
 これだけのためにしては大模様になってしまいました。

 「『古図式鑑賞同好会』による日野秀男、松井雪山両氏の研究は高く評価されるが、原書によらず、更に図式に手を加えたことは、原図を混乱させてしまった。特に、この第六十九番の改正図は『改悪図』である。
 本作は、このままで『完全作』なのである」

 上記は清水孝晏ワープロ版の解説ですが、古図鑑版第69番は間違った図ではなく、第100番までの図面、手順記載の後の「昭和版 『將棋駒競』完成章」なる補正が余計なのです。
 献上本の復刻版と比べると、古図鑑版は(図面番号を復刻版と合わせると)22図異なっています。当時手に入ったのは「將棋月報」社の横田幸歩版か『詰將棋精選』第二巻(これも誤図が多い)、せいぜい嘉永版くらいのものだと思われますので、仕方のない面があります。
 


第70番

040070

32金、同玉、21角、22玉、14桂、13玉、23金、同龍、同銀成、同玉、
12角成、同玉、32飛、23玉、22飛成、34玉、25龍、44玉、45龍
まで19手詰

14同龍は、32角成から14角。

 打った21角が後で邪魔になる狙いです。


第71番

040071

72金、同玉、64桂、同歩、62飛、同金、同と、同玉、54桂、同歩、
82飛、72銀合、63香、52玉、72飛成、43玉、32銀、同金、52龍、同玉、
53金、41玉、51角成、同玉、62香成、41玉、52成香
まで27手詰

72桂香合は、63香、52玉、53金、41玉、81飛成、32玉、31龍、以下。
72角合は、63香、52玉、72飛成、43玉、52角、32玉、41角成、同玉、51角成、同玉、52金まで。

32同玉は、21角成、同玉、43桂以下。

 初手81金から71飛は、82玉、72飛打、93玉、85桂、84玉、73飛成、95玉、91飛成、86玉で詰みませんが、67銀を欠くと、以下87香、76玉、74龍以下詰みます。
 作意では64桂、54桂と捨てて空隙をつくるのがうまいところで、収束までまとまっています。


第72番

040072

44桂、同金、61馬、同玉、62金、同玉、63銀、73玉、74金、82玉、
83桂成、91玉、92成桂、同玉、84桂、93玉、85桂、82玉、73桂成、91玉、
92桂成、同玉、83金、91玉、82成桂、同歩、92歩、81玉、72銀
まで29手詰

 角筋を通すために、桂を捨てておくのが肝要な手。
 61角成以降は、物量にものを言わせる式で、あまり妙味が感じられません。

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