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2017年8月23日 (水)

「詰棋界」 その56

 通巻第21号です。1954年8月10日発行
 この号から通巻表記のみになりました。

21195408_2

1頁 表紙

2頁 目次

3頁 Aクラス、Bクラス、Cクラス
※出題です。

4~7頁 詰将棋綺談(最終回)會津正歩

8~9頁 初心詰将棋室2(結果稿)
      初心詰将棋室4(出題)

10~11頁 第一回握り詰入賞発表

12~13頁 第4巻第2号Aクラス、Bクラス(結果稿)

14~15頁 審美眼を拡めましょう 田宮克哉

16~19頁 秋葭作品集

20~26頁 合駒の理論と実際 川崎弘

※『北斗』所収論考

27頁 将棋万象を見て 堤浩二

28~30頁 両王手の研究 長田富美夫
       創作規定について 金田秀信

31頁 第二回握り詰入選作(出題)
    マド

32~33頁 新人コンテスト(第4巻第2号結果稿)
       名作探訪 浅野博

34~35頁 詰将棋病院 ある名医のメモ

36~37頁 アブリダシ詰将棋 清水孝晏

38~39頁 香四枚問題 推理詰将棋入選作(出題)
       ジュニア詰将棋(出題)
       伝言板

40頁 詰棋界賞設定!
    編集雑記

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創作規定について 金田秀信

 創作規定というものは、詰将棋は作る時、あるいは詰将棋を解く時に、少しでも、その人を困らせるとか、迷わせることのないように設けられるべきであると思う。
 余詰作品不完全という考え方は、たしかに伝統的な常識であるが、この常識に従って詰将棋を作ると困ることがある。

A図

Photo

 例を挙げると、A図は91銀成までが作意であるが93銀成でも詰む。そしてこの93銀成以下の詰手順は不完全の条件にされていないのである。
 私に合点がゆかないのは、この問題に意見を持つ人が、このA図における場合と、いわゆる余詰とを区別しながら、両者のどこが違うか、という理由というものに全く触れていないことである。
 この点を明らかにせずして余詰不完全を強調することは、常識なるものの検討を怠って、それに盲従していることにひとしい。
 私は、このようなこまかいことを考えているのがめんどうになって余詰があってもよいとした。
 よいとはしたが、余詰作品をそうでない作品と価値を同じに見ようというのではない。作品のレベルの上っている現在ではA図の程度でもかなり減点されるであろう。
 私だけにとっては余詰が完全であろうと、不完全であろうと大した問題ではないのである。

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伝言板

★ 「酒井桂史作品集下」大変遅くなりました。九月中旬には、刷上がる予定です。

★ 今月は新人コンテストは山田三義氏多忙のため休みました。

★ 新春一題集曲詰の部入選発表は次号にいたします。

★ 今月号より本誌は何号と呼ぶことになり、普通号は一部送料とも30円、増大号は60円として計算させていただきます。

★ Cクラスを担当して下さる方はございませんか。

★ 戦前の将棋世界に発表された藤井朗氏作品をお知らせ下さいませんか。近く藤井朗氏作品集を本誌に掲載いたしますので、お願い申します。

★ 本誌に対する御意見をお寄せ下さい。

☆ 次号は十月一日発行

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詰棋界賞設定!

 詰将棋の隆盛はめざましいものがあります。本誌も漸次会員の増加により充実したものになりつつありますことは、会員一同とともに喜ぶべきことでありましょう。
 多くの力作、佳作を投稿下さる方々の熱意に答えて次ぎの如き、詰棋界賞を設定しましたから、今後もドシドシ傑作をお寄せ下さい。

◇詰将棋の部◇
▽21号より25号に掲載になった作品中一番優秀と思われる作品
▽右の決定は、25号を終っての読者の投票によって決める。
▽賞は一位(柘植彫駒)以上(ママ)五位まで
▽投票者の規定は25号誌上に発表

◇原稿の部◇
 本誌を飾る原稿執筆する方々の労にむくいるために本賞を設定しました。規定一覧の上、一番よいと思われた原稿をお(ママ)指定下さい。
▽18号(第四巻一号)より23号までに掲載された原稿一篇に万年筆を贈呈します。
▽右の決定は23号を終って読者の投票によって決める。
▽投票者に対する入賞規定は23号誌上に発表いたします。

※23号誌上に投票規定なるものは見当たらない。
 24号以降は所持していないので、磯田征一氏に伺ったところ、その後「詰棋界賞」に触れた記事はないとのことだ。

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