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2017年4月 1日 (土)

加藤文卓の「圖巧解説」その24

月報1928年12月号

圖巧解説
二峰生

前號九九生としたのは二峰生の誤りでしたから茲に訂正します

第六十五番

0065

93飛成、89玉、98龍、79玉、78金、69玉、68金、59玉、58金左、49玉、
48金、同馬、58銀、39玉、49金、同馬、38金、同玉、49銀、37玉、
38銀、同と、49桂、同と、38龍、同玉、83角、48玉、47角成、59玉、
58馬也(31手詰)


變化
48同馬の所同桂成ならば
58銀、39玉、49金打、同成桂、38金、同玉、47銀迄

38同との所同龍ならば
同龍、同玉、83角、49玉、39飛也


第六十六番

0066

38銀、18玉、19香、同玉、82角、同歩、29飛、18玉、81馬、27歩、
19歩、17玉、27馬、同桂成、同飛、16玉、28桂、15玉、17飛、24玉、
14飛、同玉、25金、13玉、12と、同玉、22歩成、同銀、23金、同銀、
同銀成、同玉、24歩、33玉、43金、22玉、32と、11玉、22銀、12玉、
23歩成、同玉、33金、12玉、11銀成、13玉、12成銀、同玉、22と、13玉、
23金也(51手詰)


變化
18玉の所39玉ならば
48角、同玉、47馬、59玉、69飛也

82同歩の所
(一)同飛ならば同馬、同歩、29飛、18玉、19飛打也
(二)46歩間ならば29飛、18玉、81馬、27歩間、19歩、17玉、27馬以下本文に合す
---

19歩、17玉、18香、同桂成、同歩、同玉、16飛、17歩合、29銀、27玉、38角、37玉、47馬まで。
 攻方16桂を追加することによりこの余詰はなくなります(駒場和男氏補正案)。


第六十七番

0067

78銀、同金、88金、同金、同飛、同玉、66馬、同金、89歩、同玉、
98銀、同玉、76角、同金、78龍、97玉、96金、同玉、76龍、95玉、
94金、同玉、74龍、93玉、92金、同玉、72龍、93玉、73龍、94玉、
74龍、95玉、75龍、96玉、76龍、97玉、77龍、98玉、78龍、97玉、
88銀、86玉、87香、95玉、75龍、94玉、84龍也(47手詰)


變化
78同金の所98玉ならば99歩にて容易に詰あり

66同金の所
(一)77歩間ならば78金()98玉、76角、同金、同馬にても容易に詰む
98玉の所97玉ならば
88銀、96玉、76龍、同金、97香
(二)77に他の間駒を打つも殆んど同手順にて詰む、例へば77金ならば78金、97玉、88銀、96玉、76龍、同金、97香、86玉、77金、同金、96金等の手順あり

76金の所89玉ならば
69龍、79銀間、99金、同玉、79龍也

以下の變化は容易なれば略す
---

 98銀も可。


第六十八番

0068

48銀、29玉、28金打、同馬、同金、同玉、19角、同歩成、29歩、同と、
18飛、27玉、28歩、同と、17飛、同成銀、36馬、同玉、25龍、46玉、
47歩、同桂成、55龍、36玉、26金、同玉、25龍也(27手詰)


變化
19同歩の所
(一)同玉ならば18飛、29玉、19飛、28玉、29歩、27玉、17飛上、同成銀、36馬、同玉、25龍以下本文に合す
(二)29玉ならば26龍、27歩、同飛、同桂、同龍、19玉、28銀、29玉、39銀也
此局終りに近く26金の所は25龍と直ちに廻りても詰にて多少遺憾の點あれども19角の妙手を以て歩詰を避くる所は甚だ面白し
---

 25龍、46玉、56金もある。


第六十九番

0069

78金打、同角成、同金、同馬、89金、同馬、88銀、同馬、77龍、同馬、
68角、同馬、89金也(13手詰)


變化
78同角成の所は78同馬、同金、同角成にても同様なり

89同馬の所ならば68玉ならば
78金()58玉、67角、同龍、同龍、49玉、59飛、同玉、68龍、49玉、27角にても詰む
58玉の所59玉ならば
77角、同龍、69金也

88同馬の所同歩成ならば
77龍、78間、57角、同龍、69金也


第七十番

0070

59金打、38玉、49銀、同龍、同金、同飛生、39歩、同飛成、49角、同龍、
28飛、39玉、29飛、38玉、39歩、37玉、28銀、同金、同馬、26玉、
37馬、同玉、38金、同龍、同歩、同玉、39飛打也(27手詰)


變化
49同龍の所37玉ならば
48角にて詰む

同飛不成の所
(一)同玉ならば59飛、38玉、39歩、37玉、28角、同金、同銀、同飛成、38金、同龍、同歩、同玉、39飛迄
(二)同飛成ならば28飛()37玉、38歩、同龍、同飛、同玉、39飛也
37玉の所39玉ならば
29飛、38玉、39歩、37玉、28角也

39同飛成の所同飛不成ならば
28飛、49玉、16馬、38間、59金の詰あり

49同龍の所37玉ならば
27飛、同金、同馬にて詰む


第七十一番

0071

此局はどの手順を以て正解本文と看做すべきかの取捨に迷ふのであるが、此所には次の如く記して置く。但原書記載の手順は誤りと思ふ

67龍、68銀間、59金、同成桂、58銀、同成桂、59金、同成桂、47角、58香間、
同龍、同成桂、同馬、78玉、56角、87玉、76馬、同玉、86飛、75玉、
67桂、64玉、84飛、63玉、55桂、52玉、34角、51玉、41歩成、同玉、
44飛、51玉、42飛成、同玉、43桂成、41玉、42香、51玉、52成桂也(39手詰)


變化
68銀間の所68香間にても全く本文と一致す

58香間の所
(一)58成桂ならば同龍、78玉、56角、87玉、65角、78玉、67馬にて詰む
(二)58銀間ならば同龍、同成桂、同馬以下本文に準じ終局に至り詰早し

87玉の所67桂間ならば
同馬()69玉、47角、58間、59飛、同玉、58馬也
※1
69玉の所87玉ならば
76馬、同玉、86飛にて本文に合す

※1この順は誤り。59飛、同銀成で詰まない。

52玉の所72玉ならば
83角成、81玉、82香、91玉、94飛

51玉の所43歩間ならば
同桂成、63玉、45角()54桂間、同角、同歩、67香()73玉、74歩、72玉、64桂、63玉、83飛成也
54桂間の所他の間駒にても難解とならず例へば、54香間ならば
同角、同歩、64歩、72玉、76香()61玉、71香成、同玉、76香、72間、82金、61玉、72金、51玉、81飛成
61玉の所73歩間ならば
同香不成、同玉、76香、74歩、同飛、83玉、73飛成、92玉、93歩の手順あり
73玉の所
(一)64間ならば83飛成、73間、75桂也
(二)72玉ならば64桂、63玉、83飛成、73間、52桂成、64間、53成桂迄

○變化の部は却つて本文より手數多く之を以て本文としたい様にも思はれるが前記54間に對し同角の所に53成桂と寄つても詰があるので此手順を本文とは看做し難い。
※2 此53成桂以下の詰手順は冗長を避ける爲め省きたいのであるが之を全然省いてしまつては變化ホの部を本文として取らないといふ理由を説かない事になるので次に簡單に其手順を記す

45角、54桂間、53成桂、同玉、54飛、イ63玉、75桂、72玉、74飛、61玉、
71飛成、52玉、62飛、43玉、34金、32玉、41歩成以下詰あり

※2 54香合のときは53成桂では詰まない。

變化
63玉の所
(一)43玉ならば35桂以下詰あり
(二)42玉ならば43歩、32玉、35香此時33間ならば52飛成にて詰み34間ならば同飛にて詰み43玉ならば55桂にて詰む

○此詰圖に對し原書には次の如く解答されてある
67龍、68銀間、59金、同成桂、58銀、同成桂、59金、同成桂、47角、58成桂、
同龍、78玉、56角、87玉、76馬、同玉、86飛、75玉、67桂、64玉、
84飛、63玉、55桂、52玉、34角、51玉、41歩成、同玉、44飛、42歩、
同飛、同玉、43桂成、41玉、42歩、51玉、52成桂也(37手詰)

但前記76馬の所變化の(二)に記した通り65角と指せば容易に詰む、又終局に於て51玉の所は43歩間にて詰無く42歩の所は51玉にて詰が無い

○將棋新報社編「名人詰將棋百番」の中小野名人の作として次の詰圖が掲載されてゐる之は明かに此圖巧七十一番の改作である

Photo

解答は前記を參照すれば容易なり、略す

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