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2016年12月29日 (木)

加藤文卓の「圖巧解説」その4

月報1926年4月号

將棋圖巧解説
二峯生

第六番

0006

本局は横三筋に歩を並べて打ち其歩を再び成り捨てゝ玉を寄せる處に妙味ある傑作であります

32銀、同玉、43角、同金、同歩成、21玉、32と、同玉、24桂、23玉、
33飛、24玉、23飛成、同玉、24金、32玉、41馬、21玉、31馬、11玉、
22馬、同玉、23歩、32玉、33歩、42玉、43歩、52玉、53歩、62玉、
73歩成、同歩、63歩、71玉、72歩、同玉、84桂、71玉、81龍、同玉、
93桂生、82玉、92金、71玉、81桂成、61玉、72桂成、同玉、82金、61玉、
71成桂、51玉、62歩成、同玉、72金、51玉、61成桂、41玉、52歩成、同玉、
62金、41玉、51成桂、31玉、42歩成、同玉、52金、31玉、41成桂、21玉、
32歩成、同玉、42金、21玉、31成桂、11玉、22歩成、同玉、32金、11玉、
21成桂迄(81手詰)


變化
43玉の處31玉ならば
41馬、同玉、81龍、51間、32金也

21玉の處41同玉ならば
81龍、51桂間、42歩、32玉、33歩、42玉、43歩にて容易なり

 本局に於て玉方55歩は一見無意味の駒の如く見えますが之れなき時は次の早詰を生じます、即ち
32銀、同玉、24桂、23玉、56角、45香間、同角、同と、33飛、24玉、29香、25桂間、36飛成、13玉、24馬、同玉、25龍、33玉、22龍、34玉、24龍也

45香間の處
(一)45金間ならば同角、同と、33飛、24玉、25歩(此時15玉ならば36飛成也)、同玉、52馬、26玉、17金、同玉、37龍也
(二)45銀間ならば前記と同手順を取り終局17金の處に37銀と指して容易に詰む
(三)34間ならば33飛、24玉、34飛成にて容易

25桂間の處25金間ならば同香、同玉、52馬以下イの變化(一)に合す

---
 この月はこの一局のみ。
 「朝霧」という題名は「将棋評論で名付けたものらしい」(古図式全書第六巻・門脇解説)。

 前後は分かりませんが、久留島喜内の『将棋妙案』に次の作品があります。

第16番

24myouan0016

23歩、11玉、21銀成、同玉、32銀成、同玉、44桂、42玉、43歩、51玉、
63桂生、41玉、51桂成、31玉、42歩成、同玉、52香成、31玉、41成桂、21玉、
32桂成、同玉、42成香、21玉、31成桂、11玉、22歩成、同玉、32成香、11玉、
23桂生、同銀、21成桂、12玉、22成桂まで35手詰

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