« 酒井桂史をめぐる言説 その12 | トップページ | 『酒井桂史作品集』と『將棋王玉編』対比表 »

2016年9月26日 (月)

「桂詰」結果発表

「桂詰」への解答は14名の方々からいただきました。
ありがとうございました。


解答はおよそ4種類に分けられました。


良識派

賞品不要の名無しさん まず、6手目に桂がいける位置が2七・4七・6七・8七しかないことに着目。
そして、6手目に桂馬が移動した場合に7手目に歩で取られる状態であれば、それは5手目で詰んでいるという判定になるのであろうと推測。
そうであれば、6手目の移動先をなくすように持駒である3枚の歩を配置していけばよいということになる。
そうなる回答は複数あるため、全て記載していく。
(4手目までの応手の結果、5手目にどの手を指しても詰んでいる状態は、桂方の移動間違いとして省略する)

      
      ・▲2八歩△4三桂▲4八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲2八歩△4三桂▲6八歩△3五桂▲4八歩
      ・▲2八歩△4三桂▲6八歩△5五桂▲4八歩
      ・▲2八歩△6三桂▲6八歩△5五桂▲4八歩
      ・▲2八歩△6三桂▲6八歩△7五桂▲8八歩
      ・▲4八歩△4三桂▲2八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲4八歩△4三桂▲6八歩△3五桂▲2八歩
      ・▲4八歩△4三桂▲8八歩△3五桂▲2八歩
      ・▲4八歩△4三桂▲8八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲4八歩△6三桂▲6八歩△7五桂▲8八歩
      ・▲4八歩△6三桂▲8八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲4八歩△6三桂▲8八歩△7五桂▲6八歩
      ・▲6八歩△4三桂▲2八歩△3五桂▲4八歩
      ・▲6八歩△4三桂▲2八歩△5五桂▲4八歩
      ・▲6八歩△4三桂▲4八歩△3五桂▲2八歩
      ・▲6八歩△6三桂▲2八歩△5五桂▲4八歩
      ・▲6八歩△6三桂▲2八歩△7五桂▲8八歩
      ・▲6八歩△6三桂▲4八歩△7五桂▲8八歩
      ・▲6八歩△6三桂▲8八歩△5五桂▲4八歩
      ・▲8八歩△4三桂▲4八歩△3五桂▲2八歩
      ・▲8八歩△4三桂▲4八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲8八歩△6三桂▲4八歩△5五桂▲6八歩
      ・▲8八歩△6三桂▲4八歩△7五桂▲6八歩
      ・▲8八歩△6三桂▲6八歩△5五桂▲4八歩

      
以上、24通りの桂の詰まし方が考えられる。
ISOさん 打歩ばか詰、王手義務なし(このルール都合よすぎ、没ですね)
28歩、43桂、48歩、35桂、36歩まで5手
原田椅子さん 48歩63桂88歩75桂68歩まで5手
最初の桂が跳ねる方向で88歩にするか28歩にするか決まる。
ゆめぎんがさん 48歩63桂68歩75桂88歩でしょうか。
divDさん 48歩、63桂、76歩、55桂、68歩迄。
ルールがよく分からないのでステイルメイトにしました。
EOGさん 後手に持駒がないと仮定して
56歩、43桂、48歩、35桂、28歩まで
3手目と5手目は手順前後可
桂花さん プロブレム風の非王手可、玉方持駒なしと解釈すると、48歩、43桂、68歩、35桂、28歩まで。ちょっと先を読んで捉えにいくのが良い感じかも。

エコ派

解答欄魔さん 後手(桂方)は、持駒なしで桂が跳ねるしかないという前提で。
56歩、43桂(63桂)、36歩(76歩)まで3手詰。
ただ、これが作意だとすると、歩は2枚で足りるわけで…。
あまりにも見当違いなら、掲載は見合わせてください(笑)。
攻めダルマンさん 56歩、43桂、36歩、パス?、44歩みたいな感じしか思いつきませんね。(2手目63桂なら76歩)

暴走派

KSさん あまりに面白い問題だったので、初めてですが投稿します。
いろいろ考えたのですが、3手連打という答えはどうでしょうか。(笑)
先手、4四歩、6四歩、5二歩、まで。
もはや詰将棋のルールでも何もないのですが…。
解答、楽しみにしています。
昔の本も面白いですね。
奥鳥羽生さん 44歩、64歩、52歩迄3手。(連続詰&打歩詰)
非王(桂)手・交互着手で成桂をと金3枚で詰上げる順を考えるも・・・脳力不足であきらめ。
単なる連続詰なら最終が53歩、52歩成も、あえて短手数の方を。
機知に富んだ答を考えつかず、ショボイ解答となってしまった。


無頼派

たくぼんさん こんな時代から「ボカスカ詰」ってあったのですね。
ちょっと感激しました。
44歩、52歩、64歩 迄 1手詰
って思ったのですが、ボカスカルールを確認すると歩は同時に打てないと判明。ありゃりゃ。
ステイルメイト狙いの順もあるけどまあ「桂詰」とあるので・・・。
ボカスカ詰ではないけどよく似たルールでということにしてください。
谷川幸永さん 「受先(王手義務なし)ロイヤル桂ばか詰」ルールで
43桂 24歩35桂 23歩成27桂成 24と17圭 26歩16圭
17歩15圭 25と 迄 12手


個人的には変寝夢さんの解答が気に入りました。無理なく詰めているのがポイント高いです。よって最優秀賞。

変寝夢さん 面白そうなので解答してみます。桂=ナイト&協力詰で52歩、32桂、33歩、13桂、14歩、21桂、32歩成まででいかがでしょうか。
玉方の駒を強くすることで早く詰むようになる、というココロです。
正解なら協力詰と異玉詰の最古の作品となりますね。

ISOさんの最初の解答もこれでした。出し直ししない方が良かったのに、惜しい。
あとは解答をくれた人はみんな優秀と認め(笑)、4人の方に賞品を差し上げます。
厳正に抽選しました。

Dsc03658_3

↑(谷川幸永さんの字が間違っておりました。失礼しました)

細かく折る

Dsc03660_2

さらに折る

Dsc03662_2

さらに折って、ランダムに引きました。

Dsc03669_3

厳正な抽選の結果、変寝夢さんの他は

KSさん
解答欄魔さん
奥鳥羽生さん
divDさん

と決定致しました。

変寝夢さんには、この詰2015+極光II
4名の方には

詰棋めいと第4号+第17号
詰棋めいと第20号+第26号
詰棋めいと第27号+第32号
北斗+Blue Film

のどれかが行きます。持ってるよという方は、知り合いにあげて下さい。

Dsc036891

いずれの方もご住所と本名をコメント欄にお願い致します。非表示にしますのでご心配なく。

« 酒井桂史をめぐる言説 その12 | トップページ | 『酒井桂史作品集』と『將棋王玉編』対比表 »

「将棋月報」関連」カテゴリの記事

コメント

僕も解答出したけど、締切過ぎてたかな?
ところで正解は闇の中と言う事ですか?
桂取り義務なししか詰まない。
桂を取れば良しなら初手56歩で終わっているし。
謎問題ですね。

三輪さま

残念ながら、締切を過ぎておりましたので、悪しからずご了承下さい。

この桂詰は解答発表がなかったのですよね。
僕はこれに凄く興味が湧きました。
僕は将棋パズルには興味がなく、作者はこれはどう言う意図の出題だったのかを推理するのが楽しかったのですが、それがうやむやになり残念です。

僕の推理なんですが、まず8段目に待伏せすれば取れる事に気付くかどうかの謎解きだったと思います。
それが解けたら、どの順序なら取れるかの二段構えの楽しさが作者の意図だったと推理しました。
ただ、これは初手56歩、43桂、36歩の簡単な余詰があり、それを作者は見落としていた。

と言うのが僕の推理です。
最後の余詰は作者は知っていて、これをさらなるオチとして用意していた。
とも考えられますが、それなら解答発表をしたでしょう。

ISOさんの解答が「かしこステイルメイト」の解答群(良識派)に含められているのは、誤りですね。

 奥鳥羽生さん(別案)・ISOさん(出し直し解答)・谷川の3人は、ともに「フェアリー駒なし、交互着手、受方持駒なし、王手義務なし、ばか詰」ルールで考え始めたのでしょう。しかし、「ロイヤル駒が生桂の状態では詰まない」(跳ね先2ヶ所を塞ぐ歩打と詰ます先打突歩の計4着手が必須だが、その間の3応手でロイヤル桂は七段目まで進出しているので、「十段目の歩」が打てず不詰)という事態に直面します。
 問題は「ロイヤル成桂を歩3枚で詰ますことは可能だが、煩雑なわりに"パズル的興趣"が乏しい」という点にありました。ここで、三者三様の行動に出たわけです―
○暴走派・奥鳥羽生さん:身軽く全くの別ルールに乗換え。
○真の良識派・ISOさん:あくまで「生桂を詰ます」ことにこだわり、「打歩詰許容ルール」を採用。
○無芸派・谷川:他に思いつかない(悲)。「詰上り玉位置による大正15年の年賀詰」という理屈でお茶を濁しておく。

―こんな風に推測しています。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1793064/67661661

この記事へのトラックバック一覧です: 「桂詰」結果発表:

« 酒井桂史をめぐる言説 その12 | トップページ | 『酒井桂史作品集』と『將棋王玉編』対比表 »

サイト内全文検索

酒井桂史『琇玉篇』解題

無料ブログはココログ