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2016年9月24日 (土)

盗作 その2

 「桂詰」解答募集中です。締切9月25日。


 まず、田邊氏の年齢を確認しておきましょう。氏は1912年生まれ。中学4年生は15歳ですから1927、8年頃のことだと思われます。
 その頃の月報の第一部の作品はと。
 …見当たりません。おかしいな。
 第二部も見てみなければ…(第三部は1929年4月新設なのでまだ無い)。
 …ありません。

 範囲をさらに広げて、1925年から樋口四段存命中の1931年まで、懸賞詰将棋にこだわらず調べることにしました。
 …ありました。

1928年8月号

0494

29香、14玉、26桂、23玉、33龍、同歩、12馬、同銀、35桂、同金、
22飛成、同玉、34桂、31玉、22香成
まで15手詰

 『将棋妙案』第25番のほぼ左右反転図。完全な左右反転図は見当たりませんので、これでしょう。
 見つからないはずです。第一部でもなく、二部三部でもない。
 『現代棋客詰將棋佳作集』掲載作だったのです。

『誥將玉手箱 甲』(妙案)第25番
国会図書館所蔵の岡田丈太郎寄贈本です。乙は『将棋極妙』100番。
25_2

1928年8月号『現代棋客詰將棋佳作集』第39番
39_2

 1928年10月号解答の部には作意手順のみ。

 誰?
 「月報社中の一流」でもなければ「大家の方」でもありません。月報に登場するのはこの一局だけなのですから。

 ………(落胆)。
 人間の記憶はアテにならないものです。
 

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コメント

この盗作した大家って、山村兎月だったはず。今回の記事をうけて、T-BASEで調べたら、3作は盗作していると思います。ざっと見なので、もっとあるかも?

利波さま

コメントありがとうございます。
山村兎月ですか!?
うーん、兎月編集の佳作集に前触れなくいきなり入集ということは、その可能性は充分考えられますね。
兎月先生もやりますねえ。

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