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2016年9月12日 (月)

訂正・有馬康晴が紹介した酒井桂史作品

 「有馬康晴が紹介した酒井桂史作品」のうち一局は『將棋王玉編』にあるので純粋な初出ではないと書きましたが、誤りでした。
 「詰棋めいと」第10号の記事を鵜呑みにして調べなかったためで、最も強い言葉で非難されても甘受します。
 「最も強い言葉」って、ちっとも強く響かないのは何でやろ。

 1943年10月号のもう一つの作(『酒井桂史作品集』73番)は『將棋王玉編』84番でなく、対応する作品がなかったのでした。従って、こちらも初出です。磯田征一氏にご指摘いただきました。

月報1943年10月号 天圖

4337

33飛成、同香、26角、同金、45歩、同龍、43と、54玉、55歩、同龍、
53と、64玉、65歩、同龍、63銀成、74玉、75歩、同龍、73銀成、84玉、

85歩、同龍、同と、同玉、86飛、95玉、26飛、86桂合、85金、同玉、
86飛、95玉、87桂、同金、同飛、68と、85金、96玉、86金
まで39手詰


45歩、A34飛も可。
63とも可。
85とも可。
85とも可。
86香合で41手駒余らず、変長の手順もある。

有馬康晴
本作の趣向は極めて特異で面白い。初手いきなり大駒二枚を棄てゝ波瀾を想はせるが之は金の質駒を所要の位置に置く爲の深謀である。以下飛車筋を通す爲に歩を順に上げて行き、上部の成金によつて玉を左翼へ移動させれば敵龍を捕獲する手順を得、八六飛打の目的が達せられる。以下は玉圖、新選圖式其の他屢々見かける飛角による空王手の手筋となつて大團圓となる。




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