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2016年6月12日 (日)

今田政一研究

 この◯は? その2 解答募集中です。


 今田政一は酒井桂史、岡田秋葭、里見義周などと共に「將棋月報」を代表する作家です。
 酒井や岡田は謎の作家ですが、今田政一も負けず劣らず謎が多い作家です。酒井、岡田は生没年や家族の一部(酒井は父母、娘の名、岡田は父の名)は分かっていますが、今田はそれすら不明なのですから。
 もっとも、作品が分かっていれば、作家の属性についての知識は不要というのが私の考えですから別に困るわけではありませんが、作家の周辺を探るのも一興です。
 というわけで、「將棋月報」(以下、月報と称)に見る今田政一の足跡を辿ってみました。

 今田政一の名が初めて月報に登場するのは1925年2月号の「前號解答者」欄です。前月の懸賞詰将棋を一題誤解しています。全題正解でなかった人の多くがその出題で躓いています。

Muso60

57桂、同馬、37桂、44玉、45歩、同金、33龍、35玉、36歩、同金、
24龍、44玉、33龍、35玉、27桂、同金、24龍、44玉、35龍、同玉、
36歩、44玉、45歩、33玉、43馬、24玉、26飛、同金、25歩、同金、
33馬、同玉、25桂、42玉、33金、31玉、21と、同玉、12歩成、同銀、
同香成、同玉、13銀、21玉、22銀成
まで45手詰


 さて誰の作品でしょうか?

 同じ号の「ハガキ集」に「愛讀者諸兄の中に將棋新選圖式を御所持の方で其寫しと初代伊藤宗看著圖式百番將棋駒くらべ(嘉永二年再版)の寫しを御交換下さる方はありませんでせふ(ママ)かありましたら下記まで御一報下さい(神戸市・・・今田政一)」
 『將棋駒くらべ』を所持し、『
將棋新選圖式』(象戯手段草)を求めていたことが分かります。

 さらに同じ号の「各地通信」に木見八段主催の「初競技會」(1925年1月11日、東区平野町・魚廣楼)の結果が載っており、「一等賞 將棋盤一面 全勝 神戸市 今田政一」とあります。四勝すれば全勝なのですが、何名か全勝者がおり抽選の結果、今田が一等賞。指将棋も強かったようです。

つづく

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