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2016年6月25日 (土)

今田政一研究 その12

 40年は2局です。

40年2月

Geppo2927

75銀、76玉、67金、同桂成、同銀、75玉、77龍、同と、97馬、74玉、
66桂、同歩、84金、63玉、55桂、同金、73金、52玉、44桂、同成銀、
62金、41玉、33桂、同歩、42歩、31玉、32歩、同角成、41歩成、同玉、
32と、同玉、23角、43玉、44と、同玉、53銀、54玉、64馬、43玉、
32角成、同玉、42銀成
まで43手詰

84金、63玉、73金、52玉、62金、41玉、32と、同玉、23香成、41玉、33桂、同成銀、42歩、31玉、32歩、同成銀、41歩成、同玉、32成香、同玉、24桂、33玉、34と、22玉、23歩以下。

評曰 本局は中盤迄の變化の複雜なるには閉口しました中盤四枚桂の打捨にて打歩詰を防ぐ處面白き好局と思ふ

 『龍光』第1番原図です。夏木立趣向。『龍光』では改作して左右反転し、序奏が簡潔になりましたが余詰。刊本でも直らず。



40年6月

Geppo2979 Geppo2979_2

42歩成、同銀、63銀、同飛、同歩成、同玉、72銀生、同香、64歩、52玉、
56飛、同馬、63歩成、同玉、66飛、同馬、36角、52玉、25角、63玉、
64歩、73玉、72桂成、同玉、36角、71玉、73香、同金、81角成、同玉、
92歩成、同玉、82金、93玉、94銀、同玉、85と、93玉、94香
まで39手詰

63歩成、同玉、72銀生、52玉、63銀成、同玉、64歩、52玉、42歩成、同銀、63銀、同飛、25角、34歩合、63歩成、同玉、43飛、53歩合、64歩、52玉、42飛成、同玉、43と、31玉、32飛以下。

25角、34歩合、63銀、同飛、同歩成、同玉、43飛、53歩合、64歩、52玉、42飛成、同玉、43と、31玉、32飛以下。

65香合、36角、45飛合、同角、同馬、65飛、52玉で不詰。

8月号解説 山村兎月
第一部三百九十二番は作者今田政一氏からの訂正文六十七頁に掲載しました。よつて本圖の解説は省きます

今田政一
本局は拙著「將棋龍光」第三番なり早詰あるを出題後漸く氣付きしは汗顔の至りなり
選者並びに讀者にお詫申上ます(作者)

 作者のコメントは8月号67ページに掲載された「六月號詰將棋の訂正圖」に付いていたものです。
 遠打というには微妙な距離ですが、二回の
飛車打捨て。
 左が6月号初出図、右が8月号修正図。いずれも余詰です。
 『龍光』第3番原図。刊本でさらに改作。刊行後42年3月号まで修正していますが、完全作にはなりませんでした。
 それはともかく、ここで初めて「將棋龍光」の書名が登場します。



 10月号、「次號より詰棋界の一偉彩神戸の今田政一氏の作圖將棋龍光二十五番を連載致します」とあります。
 当初の予定では25局だったのです。

 11月号に「お断り」として「前號で予告しました今田政一氏著將棋龍光五十番連載は詰棋輻輳にて來一月號に一括特輯付録として掲載します。御期待下さい」。
 今度は50番になりました。実際には誌上に掲載されたのは30局で、刊本で50局になります。

 12月号には「將棋龍光に就て」という今田の一文があります。
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詰將棋の自作集を世に出さうと考へてから三年経ちます。積んでは崩し八方苦心の末脱稿しました。が尚ほも不可の点があり追訂々々で、散々御手數を掛けやつと完成しました。固より一素人の作品ですから誤謬があると思ひますから、若しも御不審の箇所を御發見の方は何卒御示教下さい
尚ほ本集は單行本として製本し希望者に實費に頒布する豫定であります。(今田生)
神戸市兵庫區… 今田政一
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つづく

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