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2016年5月 1日 (日)

「詰棋界」 その50

 第4巻第2号(通巻第19号)です。1954年3月10日発行

19195403

1頁 表紙
植田尚宏作、15手詰。

2頁 目次
    ジュニア17
※出題です。

3頁 Aクラス 担当 S・T生
    Bクラス 担当 椿春男
    Cクラス 担当 野口益雄
※出題です。

4~5頁 將棋萬象(2) 會津正歩

6~7頁 Aクラス 3巻6号、4巻1号 S・T生(結果)
      私はこう思う 恒川純吉

8~10頁 将棋塚譚 田中一男
※短篇小説です。

11頁 マド

12~13頁 Bクラス 第4巻第1号 椿春男(結果)
       初心詰将棋室 山田三義

14~15頁 創作規定について 門脇芳雄

15頁 名作探訪 酒中独歩

16~17頁 詰将棋綺談 會津正歩
※短篇小説です。

18~19頁 ジュニア 第四巻第一号 金田秀信
       反合理的詰将棋類似論 浅い棋生

20~21頁 Cクラス 第四巻第一号 野口益雄(結果)
       新春一題集入選発表

22頁 初心詰将棋室2
    編集后記

23頁 第一回握り詰コンクール
※出題です。

24頁 新人コンテスト
    本会発展資金寄付者御芳名
    第13回会計報告

※4巻1号、第四巻第一号など表記が一定していませんが、原文通りです。


Aクラス 3巻6号(結果)

北原義治作

0727

21飛成、同玉、24香、23銀合、31歩成、11玉、21と、同玉、23香生、12玉、
22香成、同玉、24香、23飛合、14桂、12玉、21銀、同飛、45角成、同銀、
22香成、同飛、同桂成、同玉、33銀、12玉、22飛、11玉、21飛成、同玉、
32金、同銀、同銀生、11玉、12歩、同玉、23銀打、11玉、21銀成、同玉、
32香成、11玉、22成香
まで43手詰

22飛成、同玉、24香、23飛合、同香成、同玉、45角成、同銀、22飛、同玉、24香、23香合、14桂、11玉、22銀、12玉、21銀生、11玉、12歩、21玉、23香生以下。

湊川棋人「45角成の発見に苦しむ。北原氏一流の小太刀の冴え」

★香二枚を使っての捌きは見事である。45角の所、先に22香成とすると23飛上りで不詰となる。

※ ★は清水孝晏の評ですが、余詰作でした。



黒川一郎作

0728

75金、83玉、84金、82玉、 93金、91玉、83桂、81玉、71桂成、同玉、
63桂、61玉、51桂成、同玉、33角成、同飛、63桂、61玉、71桂成、同玉、
83桂、81玉、91桂成、同玉、92歩、81玉、86飛、同と、84香、83歩、
同香生、71玉、82香成、61玉、72成香、同玉、54角、71玉、72歩、61玉、
63香、72玉、62香成
まで43手詰

★浪漫派の作品だけに全局に流れる動きはキレイ。本作は推理桂四問題に投稿されたもの(コウモリ)。作意は右の如きであったが、
75金、83玉、84金、82玉、74桂、同歩、92と、同玉、93金、81玉、
82歩、71玉、63桂、61玉、51桂成、同玉、33角成、同飛、63桂、61玉、
71桂成、同玉、83桂、61玉、66飛、51玉、62飛成
までの余詰を生じてしまった。
-指摘者 湊川棋人-


※修正図です。
『将棋浪曼集』第14番

14

84と、同玉、75金、同玉、66馬、74玉、75金、83玉、84金、92玉、
93金、91玉、83桂、81玉、71桂成、同玉、63桂、61玉、51桂成、同玉、
33馬、同歩、63桂、61玉、71桂成、同玉、83桂、81玉、91桂成、同玉、
92歩、81玉、86飛、同と、84香、71玉、82金、61玉、72金、同玉、
54角、71玉、81角成、61玉、63香、51玉、62香成、41玉、52成香、31玉、
42成香、21玉、54馬、11玉、22と、同玉、32成香、23玉、33成香、同玉、
43と、22玉、23歩、同玉、24歩、22玉、32と、11玉、21と
まで69手詰



Aクラス 4巻1号(結果)

恒川純吉作

0755

13龍、14桂合、同龍、同玉、23龍、15玉、13龍、14桂合、同龍、同玉、
23角生、15玉、27桂、同歩成、37角、26香合、同角、同と、27桂、同と、
16香、25玉、14角生、24玉、23角成、25玉、34銀生、35玉、36歩、同玉、
14馬、37玉、47馬
まで33手詰

★右が作意であったが、
13龍、14桂の時、16金、同玉、14龍、15金、17歩、同玉、15龍以下詰む順があった。
-指摘 北原義治氏-

大塚敏男「今月は打歩詰を狙った作品ばかりのようである。持駒と龍、角の配置により作意の主旨がつかめた。24へ重複して利いている攻駒をいかに捌くかにポイントがおかれているがその捌き方は公式化した感がある。その意味で新しい所を狙って古い所を射たといった感じもするが、主題に対する率直さ、という点今後の作者への試金石として讃するに価する作品と思う。修正図を期待する」



武純也作

0756

63角生、36歩、同角生、17玉、29桂、同香成、18歩、26玉、24飛、15玉、
14飛、26玉、38桂、同銀成、16飛、同玉、28桂、同成香、17飛、26玉、
27歩、同成香、同飛、15玉、17香、16桂、(イ)同香、同玉、28桂、同成銀、
17飛、26玉、27歩、同成銀、同飛、15玉、24銀、16玉、17歩
まで39手詰

★(イ)同香の所、25飛と行く手でも詰みがあった。手数は39手で駒余り。

北原義治「不成攻めを合駒で引寄せるのは面白い筋である。しかし36の点以外歩は利かず桂も出つくしているので36歩合は発見容易なものになってしまった。その後のまとめ方も何となくくすんでいる」

※原文では武純吉になっていますが、純也の誤りでしょう。



北原義治作

0757

74龍右、96玉、85龍、同玉、52角生、63歩、同角生、95玉、86銀、同角生、
75龍、同角、96歩、84玉、85歩、73玉、75香、62玉、54角成、51玉、
33角、41玉、42角成、同玉、43歩成、41玉、42歩、51玉、62香成、同玉、
53馬、61玉、52と
まで33手詰

木内勇「双方大駒不成作品としては変化に乏しく単純だった。でも、久しぶりで双方不成に接して嬉しかった」

★本局で双方不成作が又、一局増したわけである。前半に比して後半に力が無いように感じた。ともあれ本局は巧妙な手順である。

※この図は以前紹介しましたが、最終手は52と、が作意でした。

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