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2015年1月 3日 (土)

限定移動集 その3

 限定移動集の続きです。今回、ボリュームが少なめなのは掲載を予定していた2局が余詰だったので撤去したため。残念。

原亜津夫作1987年8月

Para86901206

35銀、同歩、48飛、37玉、46銀、同桂、18飛
まで7手詰

 
58飛等は48歩合で逃れ。

 2枚の銀捨てはいずれも退路封じ。無理のない形でできたのが良いですね。


行き詰まり作1988年1月

Para86901547

46香、56玉、66飛、同龍、38馬
まで5手詰

 
46同玉は、66飛、45玉、44と右まで同手数駒余り。44歩はこのための配置。

 飛車を動かすのは58玉で詰まないので、香を動かす一手ですが、44香と歩を取ったりするのはまずない手です。
 最終手で47香ではダメな理由が分かります。つまり香移動は馬の邪魔にならないようにしながら45への利きを残すためですね。


岡村孝雄作1988年4月

Para86901776

53馬、
44香合、47金、同香成、26馬
まで5手詰

 
44他合は、47金、同玉、44飛成まで同手数駒余り。
 
同飛成は、59玉で31角の利きが通っているため逃れ。

 86馬と26馬の双方を睨んで、初手は53馬ですが、焦点に打つ香合が最善。以下中合の香を動かす手順。玉方応手に重心が掛かった作品です。


小林敏樹作1988年4月

 既に紹介済みの作品です。17角に転回するための限定移動ですが、16香の短香、61角の遠打との組合せです。


佐々木康作1988年9月

Para86902150

49馬、95馬、48馬
まで3手詰

 これは非常に分かりやすいですね。限定移動の意味は、2手目95飛なら59馬と取ってしまおうというもの。同じようでも、初手58馬だと25銀で詰みません。49馬なら、16に利いています。


行き詰まり作「新たなる殺意」1989年3月

 既に紹介済みの作品です。守備駒の利きを通す中合を避けるための限定移動。


岡本真一郎作1989年4月

Para86902735

53飛生、35玉、26角、同桂、24銀生、同銀、37飛、同銀成、55飛成
まで9手詰

 
53飛成は、67歩合、同角、35玉で打歩詰。
 
67歩合は、同角、54玉、74飛、35玉、24銀生、同銀、34飛まで同手数駒余り。

 作者名を見てとりあえず不成物だと分かります。
 53飛は23銀に狙いを付けた限定移動です。あとは退路を塞いで気持ちのいい詰上り。

 たぶん、つづく…。

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