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2015年1月19日 (月)

「将棋評論」好作集 その2

渡辺謙司作1948年3月

0066

13歩、同玉、24銀、同龍、22銀、同玉、34桂、同龍、33銀、同龍、
31馬、12玉、24桂、同龍、13歩、同龍、21馬
まで17手詰

 前回の岩隈作に似た構成です。
 7手目単に33銀と打たず(12玉、13歩、同龍で不詰)、34桂~33銀がうまい。



渡辺謙司作1949年7月

0152

27桂、同銀成、26銀、同成銀、24銀、25玉、37桂、同成銀、26歩、同玉、
15銀、同玉、26銀
まで13手詰

 成らせ物です。成らせる目的は9手目26歩を打つため。明快です。



酒井享作1950年6月

0224

12角、同飛、23角、同玉、33金、13玉、25桂、同歩、23金、同玉、
33飛成
まで11手詰

 
44玉は、45角成、53玉、63金まで。

 既成の手筋ですが、表現次第で面白くなるものだと思いました。



眞木一明作1950年9月

0244

12角成、同玉、13銀、同玉、25桂、12玉、23桂成、同金、24桂、同金、
14香、同金、24桂、同金、13歩、22玉、33歩成
まで17手詰

 
14香は22玉で逃れ。

 金の翻弄物。4回動いて元に戻るところが好みです。



古関三雄作1950年11月

0257

41角打、42玉、44香、同飛、52飛、同金、43角成、同飛、32と、51玉、
52角成、同玉、62金
まで13手詰

 塚田流の影響か、「将棋評論」には実戦型が非常に多いなかで、異色の作品。
 52飛の質駒づくりがゴツイ手で、43角成と連携してうまくまとめた感じです。



金田秀信作1950年11月

0258

23飛、14玉、13飛成、同玉、14香、同玉、33金、24金合、同飛、同玉、
34金打、13玉、23金寄、14玉、24金引、同銀、32角、13玉、23角成
まで19手詰

 
13同角は、32角、23合、33金、24合、23角成まで。
 
44合は、32角で早詰。
 
24飛合は、同飛、同玉、34飛、13玉、14飛、同玉、32角で2手早い。

 玉の頭に桂が乗っている図は邪魔駒であることが多いですね。
 万事ソツなくできていますが、実はこの図でも21桂は不要です。



酒野密造作1952年6月修正図

0273

23桂成、同玉、24銀、22玉、11飛成、同玉、23桂、12玉、13金
まで9手詰

 酒野密造こと大塚敏男作。『古今短編詰将棋名作選』にも収録されている作品ですが、発表図は玉方43金でなく34香で5手目32金の余詰がありました。
 これは「日刊ゲンダイ」1988年11月13日号掲載図で「バクダン」と命名されています。(原題は「どぶろく」)
 11飛成が強烈な一手ですね。



つづく

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