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2014年8月10日 (日)

打歩詰大賞4

発表「詰棋めいと」1999年7月

第4回優秀賞
流田義夫氏作「詰将棋パラダイス」1998年7月

341

14飛、23玉、24歩、33玉、25桂、同金、23歩成、同玉、43龍、33角、
24歩、22玉、13飛成、同玉、33龍、12玉、23歩成、11玉、22角、同銀、
31龍、同銀、12金
まで23手詰

 
43龍は、12玉で逃れ。
 
43龍は、33金と引かれて打歩詰。そこで25に金を吊り上げておいて元に戻せば33金とは引けません。
 これは「詰棋めいと」31号の「歩詰作品分類表」(2002年7月版)で
 「取歩駒を生かす(取歩駒を縛らせないで)    ※A45  流田義夫 (パラ98.7)」
と記載され、新手筋として遡って優秀賞を受賞することになりました。



第4回優秀賞
谷口均氏作「詰棋めいと」1998年12月

329

76金、56玉、74角、65飛、同角、同香、57飛、同玉、46銀、56玉、
47金、同銀生、68桂、同香成、67金、同成香、57歩、同成香、45銀
まで19手詰

 
57玉は、46銀、56玉、67金、同飛、57歩、同飛、45銀まで。
 
65飛が眼目の一手。65歩合は、同角、同飛、57歩、同玉、46銀、56玉、67金、同飛、57歩、同飛、45銀まで。
 飛の移動でも取って57から打つより他はありませんが、56玉のとき67金なら同香不成で打歩詰。生香は横に利かないことを利用した打歩詰誘致策であったことに気付きます。そこで、68桂から強制的に成らせて連れてくれば57歩が打てるということになります。
 こういう作品を見ると、香は横に利かず、飛は横に利く、当たり前に分かったつもりになっていたが本当は分かっていなかったんだなあという思いを強くするのは私だけでしょうか。



第4回優秀賞
山田修司氏作「お金ができた」「詰棋めいと」1998年12月


330

28歩、同金、38角、同金、同馬、36玉、26金、同玉、37金、25玉、
47馬、36桂、26歩、16玉、28桂、同桂成、25馬
まで17手詰

 第3回の受賞作を一歩進めた作品です。
 
同玉は、37角、39玉、57馬以下。
 
49角は、38金、同馬、36玉、26金、同玉、37金、25玉、47馬、同歩成で打歩詰。38金が成桂でも、と金でもなく、金なのが凄い。
 
同歩成なら26歩と打てるので、36桂合で粘るのも前回受賞作と同じですね。


第4回佳作
山腰雅人氏作「近代将棋」1998年6月

3639

33桂、22玉、21飛、32玉、42銀成、同歩、41飛成、22玉、21龍、13玉、
57角、46桂合、同角、同香、25桂、同香、24馬
まで17手詰

 
32玉は、52飛、41玉、42銀成、22玉、32成銀、13玉、31角まで。
 
31玉は、22玉、21飛成、13玉、57角、46桂合、同角、25桂以下。
 
41飛成は、22玉、21龍、13玉、57角、46歩合で打歩詰。
 そこで41歩を取らずに42銀成、同歩と動かしておけば、57角に46歩合が二歩で打てないというしくみです。実に簡潔にできています。
 
32玉は、歩を取らせて打歩詰に誘う不利逃避、その歩を取らずに捨駒で動かして歩以外の駒を入手するという手筋は、それぞれ単独では既にありましたが、その併用は本局が初めてとのことです。
 塚田賞も受賞した佳品です。


第4回佳作
小泉潔氏作「詰将棋パラダイス」1998年12月

Para96003256

66馬、46玉、57馬、55玉、64銀生、同銀、66馬、46玉、45金、同成銀、
57馬、55玉、75馬、57香合、56歩、同玉、66馬、46玉、57馬、55玉、
75馬、57香合、56歩、同玉、66馬、46玉、57馬、55玉、75馬、57香合、
56歩、同玉、66馬、46玉、57馬、55玉、75馬、59龍、56香、同玉、
66馬、46玉、47香、35玉、36香、24玉、25歩、15玉、48馬、14玉、
15馬、同玉、16金、14玉、15歩、23玉、33と左、12玉、22と
まで59手詰

 
質駒づくり。
 
56合なら、64馬まで。ここで64銀生が利いてきます。
 
56成銀でも64馬、45玉、36銀、同龍、同金まで。
 
57銀合は、同香、46玉、47銀、35玉、36歩、24玉、25歩以下。
 
57香合が最善で、ここから56歩、同玉、66馬、46玉、57馬、55玉、75馬の繰返し趣向が出現。
 
香合が出尽くしたので、ここは59龍と香を取る一手。
 
56歩は、同玉、66馬、46玉、47香、35玉、36香、24玉、25香、15玉、48馬、14玉、15馬、同玉、16金、14玉で15歩が打歩詰。
 三香先香歩の前段に趣向が入って、楽しい作品に仕上がっています。


第4回佳作
柏川香悦氏作「詰棋めいと」1998年12月

3641

16歩、同玉、17歩、15玉、14飛、同玉、23角、25玉、34角成、36玉、
37歩、27玉、45馬、36歩合、同馬、同銀、28歩、17玉、13龍、同銀、
18香
まで21手詰

 
17同玉は、13龍、同銀、18香、27玉、37飛まで。
 
16飛は、25玉、43角、36玉、37歩、27玉、54角、36歩合、同角、同銀、28歩で打歩詰。それにしても14飛なんて、よく成立するものです。
 
同香は、24龍、同角、16銀まで。
 年季とセンスの違いを痛感する一局。

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