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2014年7月30日 (水)

北川邦男好作選5

第41番「詰将棋パラダイス」1961年11月

041

19銀、17玉、18銀、同玉、19飛、28玉、38金、同と、18飛、同玉、
38龍、28銀合、29金、17玉、37龍、同角成、18歩、27玉、19桂、同銀、
39桂
まで21手詰

 半期賞受賞作です。
 
19飛は、28玉、38金、同と、18飛、同玉、38龍、28角合、29金、17玉、37龍、同角左成で逃れ。
 
28角合は、19歩、同玉、29金まで。
 上記のとおり、17歩をあらかじめ消去しておけば、
28角合に19歩が打てるというわけで、意味付けが変化に隠してあるのは奥ゆかしいですね。


第47番「詰将棋パラダイス」1963年6月

047_2

38金、同銀成、26金、同玉、28飛、同成銀、27金、同玉、16馬、同飛、
37金
まで11手詰

 
26金は、同飛・同銀・同桂のいずれも詰みますが、同玉、28飛、同銀生で逃れ。
 そこで、先に38金と打って銀を成銀にしておけば詰むというわけ。
 49とは、初手から26金打、同桂、同玉、16金、27玉、39桂とする余詰防止駒です。同桂のところ同飛なら45馬、36合、38金、同銀成、26金、同桂、28金、同成銀、37飛まで。


第53番「詰将棋パラダイス」1966年5月修正図

0531

17飛、
同桂生、15飛、26玉、27歩、同玉、39桂、同成銀、28歩、26玉、
16飛、同玉、25馬
まで13手詰

 
17同桂成は、13飛、27玉、28銀、同玉、39桂、同成桂、18銀、26玉、15飛成、同玉、25馬まで。
 
13飛は、14歩合、同飛成、15歩合、同龍、27玉、39桂、同成銀、28歩が打歩詰。
 
14同飛生、26玉、24飛(27歩は35玉)、16玉で逃れ。

 打診中合を回避する飛車の近打が主題の作品。
 この手筋は次の作品がオリジナルといわれています。

北原義治作「近代将棋」1959年6月

028

28桂、同歩生、54角、35玉、34銀右成、26玉、
35角、16玉、26金、17玉、
16金、同玉、17歩、25玉、37桂、同飛成、26歩、同龍、24成銀、35玉、
34銀成
まで21手詰

原理図

Photo

35角、16玉、28桂、同香成、17歩、25玉、24と
まで7手詰

 湯村光造氏「歩詰手筋総まくり」より
 「原理図は筆者が昭和33年頃に考えたもので、北原義治氏に見せて作図を勧めたところ、すぐに創られた」
 
「53角と打つと44歩と打診中合をされ、同角成なら35歩、同馬、16玉で以下打歩詰局面となります。また44歩を同角生なら16玉で詰まないのは原理図と同じです。そこで、本手順は35角と『近駒』を打ち、以下17歩が打てるので、詰筋に入ります」

 北川作は28成銀が残念ですが、発表図は28金で余詰があった(3手目13飛として、14歩合、同飛成、15歩合、同龍、27玉、17龍、同玉、28銀、同玉、29金以下)ため、修正されたものです。

 このテーマでつくった拙作です。原図は1988年にはできていましたが...。

「詰将棋パラダイス」1993年3月

Para91951708

26香、35玉、57角、26玉、17銀、同玉、35角、26飛合、同角、同玉、
25飛、16玉、17歩、同銀成、28桂、同成銀、17歩、同玉、29桂、同成銀、
18歩、16玉、15飛、26玉、16飛、同玉、25馬
まで27手詰


第55番「近代将棋」1966年6月

055

15飛、13角合、同飛成、同玉、14香、23玉、45角、34銀合、同角左、同香、
13香成、同玉、14銀、12玉、34角、23合、13香
まで17手詰

 
15香は、13角合、同香成、同玉、14飛、23玉、45角、34香打で逃れ。
 
23玉は、14角、34玉、36香、35飛合、同香、同桂、同飛、同玉、36飛まで。従って初手15飛は限定打。

 この図及び関連図についても、既にこの辺りで触れていますので、ご覧下さい。
 打歩詰に関係のない飛先飛香。玉方に香を渡すと香合で逃れるので、飛を渡して香を温存するというしくみです。

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