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2014年3月20日 (木)

ワレ発見セリ

北川邦男氏作「近代将棋」1961年2月
Photo_7

29香、28歩合、同香、27角生、35馬、16玉、36飛、同角成、15と、同玉、
14飛、同馬、16歩、同玉、26馬
まで15手詰

 29同角成は、35馬、16玉、36飛、27玉、24飛、18玉、16飛まで。
 
29同とは、24飛、16玉、18飛、17合、27角まで。
 
27歩合は、35馬、16玉、36飛まで。
 
27銀合は、35馬、16玉、36飛、同銀成、15と、同玉、25馬まで。
 
27角成は、35馬、16玉、17歩、同馬、25馬まで。

 北川氏の傑作の一つです。
 『近代将棋図式精選』の上図の解説に次のようにあります。
 「短篇では初めての <成らず移動中合> まで加えてあります」・・・
 短篇では、ということは中長篇には既にあった、ということかな。このことが長い間気になっていましたが見つけることができず、最近はとんと忘れていました。
 その先行作を発見しました。


奥薗幸雄氏作「近代将棋」1950年7月
Photo_8

37金、35玉、55龍、24玉、35龍、14玉、58角、47飛生、15歩、23玉、
67角、同飛生、34角、32玉、43角生、23玉、34角生、32玉、12角生、33金打、
43金、41玉、53桂生、51玉、63桂、同飛生、52金、同玉、63と、43玉、
45飛、44歩、同飛、同金、同龍、同玉、45金、43玉、34金、32玉、
33歩、同金、同金、同玉、34金、42玉、41桂成、同玉、F52と、32玉、
33歩、22玉、23金
まで53手詰

 58同角成は、34龍、24銀、15金以下。
 
36歩合は、15歩、23玉、67角以下。
 
47飛成は、63同龍、52歩、同龍、同金、同玉、62飛、43玉、33龍以下。
 43角成以下も詰む。
 34角成または14金でも詰む。
 43角成以下も詰む。
 41桂成または61桂成も詰む。

 62銀または41桂成も詰む。
 51香成または23角成も詰む。

 これが2局目の入選作(デビュー作は「将棋評論」1950年5月)ですから、恐ろしい新人ですね。
 ついに我発見せり。
 知らなかったのは、私だけ?
 残念ながら各所に余詰があり簡単には直せないようですが、狙いは鮮明です。
 ・・・と思っていたら、「名局リバイバル」に本局が採り上げられていて「この58角、47飛不成の応酬は、古名作にもあまり例を見ない、冴えた妙手感と重量感を併せ持つ手順であると思う。現在でこそ受けの妙手が色々発掘されているが、そういったことにさほど関心のなかった当時としては、正に飛躍的な構想であったといえる」と書いてあったのでした。
 ちゃんと読んでおけば良かった。(T_T)

 ところで、これが第一号局なのでしょうか?
 仮に第一号として、しかし不完全作という場合、どういう扱いになるのでしょう? この図は移動中合としては成立していますが、玉方不成としては成立していません。それでも第一号かな?

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