« 酒井桂史名作選11(最終回) | トップページ | 金一回転 »

2014年2月 1日 (土)

酒井桂史名作選(補遺)

『作品集』第9番
09

82歩成、73玉、55角成、84玉、73馬、同玉、83飛、74玉、66桂、同成香、
65銀、同成香、66桂、同成香、75歩、65玉、63飛、同龍、55金
まで19手詰

 74玉は、64馬、85玉、75馬、94玉、93飛、同玉、95香以下。

 73玉となった途端に84香が邪魔駒になっているという狙いです。66桂以下も原形のまま56銀の邪魔駒を消去する手筋です。間接消去と直接消去ですね。
 75成香が気に入らないので採り上げなかったのですが、75とに換えることも、構図を小さくできることも分かりました。

09_3

 74玉は、64馬、85玉、75馬、94玉、95歩、同玉、85飛、96玉(94玉は、95歩、93玉、83香成)、97歩、同と、86馬まで15手。


『作品集』第51番「将棋新誌」1925年4月
51

55桂、同飛左、54銀、同飛上、32銀、52玉、53歩、42玉、34桂、同香、
52歩成、同玉、41銀生、51玉、33馬、41玉、42馬
まで17手詰

 同飛上は、32銀、52玉、63銀以下。
 同飛引は、35桂、同香、34銀まで。

 『作品集』の中に、盤面一桁で収まっている作品は3局あります。その中で、最も好ましいと思える作品です。
 まさに手筋という世界ですね。小技もうまいものです。


『作品集』第52番「将棋月報」1931年9月
52

26銀、24玉、35龍、同角、25銀、13玉、19飛、17角、同飛、23玉、
34角、同金、14銀、24玉、25歩、同金、同銀、同玉、35金
まで19手詰

 25銀は、13玉、19飛、23玉で打歩詰。
 17桂合は、同飛、同角、14歩、23玉、15桂まで。
 23玉は、24歩、同角、14銀、34玉、26桂まで。
 34同銀は、同玉、35金、23玉で打歩詰。

 取歩駒の角を移動中合で捨てて打歩詰に誘致する狙い。
 こんにちではときどき見かけますが、この当時は極めて斬新だったと思います。
 55と、56成桂が不経済なので、一枚減らす案を考えました。

52_2

« 酒井桂史名作選11(最終回) | トップページ | 金一回転 »

酒井桂史名作選」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 酒井桂史名作選(補遺):

« 酒井桂史名作選11(最終回) | トップページ | 金一回転 »

サイト内全文検索

酒井桂史『琇玉篇』解題

無料ブログはココログ