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2014年1月18日 (土)

○○○○名作選

 ○○○○は『将棋無双』か『将棋図巧』か、はたまた『将棋舞玉』かと期待されました?

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 実は 酒井桂史 が正解なのでした。
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 わざわざ一眼レフを取り出すのも何だかなー、と思い
ブログ用にコンデジを購入しました。気合入ってます。(笑)
 かつて詰パラから発行された『酒井桂史作品集』(石沢孝治氏による手書き、青焼コピー、以下『作品集』と略)。発行は「昭和49年6月30日」とあります。
 『作品集』の表紙の字はもともと無く、これは上田吉一さんによるものです。達筆ですね~。いろいろ頂いた中の一冊。(*^^*)

 前書きより
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酒井桂史または堺桂史のペンネームを使ったが、本名は新十郎といった。
大正の末から昭和の初期にかけて信州松本から発行されていた「将棋月報」あるいは土井名誉名人(当時八段)主幹になる「将棋新誌」誌上にユニークな作品を発表して昭和の看寿とうたわれた。
これほどの作者でありながら、その人となりや日常をうかがうことが出来ずわずかに前田三桂翁と同じ、兵庫県住吉町にあって昭和18年6月26日狭心症で四十四才で亡くなられたことを知るのみである。
本誌は清水孝晏氏が刊行した酒井桂史作品集上・下(各50題)二巻と作品集になく、「王玉篇」にあるもの及び「近代将棋」昭和45年3月号誌上に発表されたものを集録したものである。......
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 解説は一切なく、図面と解答だけ。書き込みは上田さんの字です。天才も人知れず努力するんだなあ。

 ざっと眺めてみましたが、すばらしい作品が多く同時代性も感じます。これはいい加減なことは書けないぞと身の引き締まる思いです。(^^;
 例の如く、解説はほとんど見たことがないので、気の向くままに......。
 上記作品集の記載順に紹介します。

『作品集』第1番「将棋月報」1932年6月
01

81と、72玉、82香成、63玉、64歩、52玉、57飛、同金、63歩成、同玉、
45角、同桂、67飛、同金、64歩、52玉、53歩、同銀、同と、同玉、
35馬、42玉、43銀、同玉、44馬、32玉、33銀、23玉、24銀成、12玉、
45馬、11玉、23桂、12玉、31桂成、22玉、
23馬、31玉、32銀、42玉、
33馬、53玉、43馬
まで43手詰

 守備駒に働きかける飛車の遠打二回。
 61玉は、51歩成、同玉、52歩、同玉、53歩、同銀、43金以下。
 53歩合や、55桂合などは63歩成、同玉、67飛から63歩成で簡単。金で取らせて、龍を奪取し、もう一度67飛で金を元の位置に戻すところが趣向的で面白いですね。
 66歩合は、64歩、52玉、57飛、同桂成、63金以下。
 32成桂、同玉、23馬でも詰む。ありゃりゃ。迂回手順ということですませていいんでしょうか?

 一応、修正案としては玉方21歩削除、攻方22歩、玉方12歩追加で、24銀成まで同じ。以下32玉、33馬まで33手詰。54金合が強防ですが、同飛、同龍、63金、同歩成、同玉、64飛、52玉、53歩、同銀、同と、同玉、35馬、42玉、53馬、32玉、23銀、同玉、24飛、13玉、14銀まで29手。
 「修正三原則」を無視していますが、収束に手間暇かけないのが好みです。
 前途多難かも。

-----週1ペースでのんびり更新予定、つづく-----

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コメント

この迂回手順はあまり気にならないし、原図の31銀と45桂の消える感触を尊重すべきでは?

相馬さま

コメントありがとうございます。
迂回手順は気になるたちなので、できれば消したいのです。
もっとも、改作案の収束もダメダメですが。

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